端的に言ってしまえば、失敗したのだろう。

 そう、ついぞさっき目にした状況へと思い馳せる。
 まぁ、部分的には成功したと言えなくも無い気もしているが。 少なくともこのかからは、ナニかがまるで嵐の如く湧き上がったのだから。

 では、どこがダメだったのかと言えば、それが成されたのが ほんの一瞬だけだった事。
 一瞬光に包まれたこのかは、しかしすぐに元に戻り、あの不真面目な青年は吐き出される様に彼女から飛び出した。

 つまるところ、制御する事が出来なかったのだと思われる。

 故に、失敗と言ってもいいと思う。
 維持する事が出来なければ意味は無い。 何より湧き出したチカラも、アレは暴走としか言い様の無いものだったのだから。

 

 

 そんな事を現実逃避気味に夕映は考えていた。

 …まるで実体が有るかと思えるほど濃密な、暴風そのものの様に押し寄せてきた魔力に、宙高く吹き飛ばされながら。

 

 

 


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GS美神×ネギま! CrossOver Story
  ざ・がーどまん
          その45   
 
逢川 桐至  


 

 

 

 木乃香の中から吐き出されて、偶々その方向にあった柱に強く背を打ち、一瞬、横島の呼吸が止まった。

「っげふぅ…」

 だが、すぐに木乃香の方へと意識を向ける。
 痛い目に遭うのは嫌いだが、同時にそれはいつもの事の身だ。 何より将来性豊かな美少女の安否の方が重要だった。

「大丈夫… だな」

 今朝方からの私服姿に戻った彼女は、呆然としてぺたりと座り込んでいた。
 横島に感知出来る限りではただそれだけで、他には何の問題も無さそうだ。 ほっと少し気が抜ける。

 その向こう。 正面10mほど先の外周を廻る柱へと当ったのか、エヴァがその手前で座り込んでいた。
 手を後ろに回して顔を顰めているところを見ると、彼女にしても反応しきれなかったのだろう。 それ以上では無さそうなので、とりあえず気に留めない事にする。

 残るもう一人の夕映は?、と何気なく周囲をぐるりと眺めて、横島は視界に入った情景に一瞬呆けた。
 広間の端から左手方向に15m高さ10mほど離れたあたり。 そんな所を呆然と舞っている彼女に、気が付いたから。

「あぁ、夕映ちゃんも何時の間にか飛べる様に…
 って、ンなワケあるかぁ〜〜っっ!!

 当然だ。 漸く初歩の発火に手が掛かったばかりの夕映である。
 そんな彼女が、自在に空を飛ぶ様な魔法のスキルなぞ持っている筈は無い。 さっきので吹き飛ばされた結果なのは明白だ。
 ならば、後は墜ちるだけ。 そして、この塔は下手な高層建築並みの高さが有る。

 それに気付くなり横島は走り出した。
 反射の様な勢いそのままに、夕映の方へと飛び跳ねると彼女を包み込むように『栄光の手』を伸ばす。

「おいっ、投げるぞっ」

「…え?」

 引き寄せられ抱き止められて、僅かに意識を復帰させたのだろう。
 しかし、今は答える間も惜しい。 彼女を屋上目掛けて投げ戻すべく、横島はその腕を動かす。

 …が、それは なさせて貰えなかった。

「のぁ?」

 突然 光に包まれたかと思うと、その次の瞬間、屋上がぐんと遠のいたからだ。

「テメェ、オレハ無視カヨ」

「チャチャゼロ?」

 すぐ横からの声にそちらを見遣れば、彼のカードを手にした呪いの人形。
 それで横島も気が付いた。 屋上が遠のいたのではなく、遠くへ呼び寄せられたのだと。

「って、てめぇ、何てことしやがるんじゃ〜っ!!?

「オレヲ助ケニ来ネェ、オ前ガ悪イ」

「つか、おまいなんぞ気付かんかったわっっ

「ナオ悪イッ

 そんな口喧嘩を出来たのも一瞬の事。
 彼らは現在進行形で絶賛空中浮遊中なのだ。

 移動させられた距離は上に+30m、塔の外に向けて+20mほどか。
 夕映よりも遥かに軽い人形の身体。 それだけに、チャチャゼロはそんな所まで吹き飛ばされていたのだろう。
 横島にしても、最早どうしようもない距離だ。 頼みの文珠はついさっき使い果たした。
 腕の中に居るのが、しずなだの高音だのだったなら再生産の望みは有った。 楓や真名、朝倉や明日菜あたりでも、後で盛大に後悔する事になろうと可能性は小さくない。
 だが、夕映ではさすがの彼にもムリ。

「どーしろっ… そだ、カードの召喚」

 パッと閃いて口にする。
 彼に夕映にチャチャゼロ。 誰もがエヴァの従者なのである。 今、チャチャゼロにやられたように、エヴァに召喚して貰えばいいのだ。

「エヴァちゃぁ〜んっ、へるぷみ〜っっ!!
「オイ、助ケロ〜、ゴ主人〜ッッ

 すぐさまその事に気付いたチャチャゼロと、横島は声を大にして叫ぶ。
 しかし気付かないのか、遠目に見える彼女は顔の前で手を広げたまま俯き座り込んで動かない。

「ちょ、エヴァちゃん、助けてくれ〜〜っっ!!

 繰り返すも反応が無いまま、彼らの加速の方向は完全に下へと向いてしまった。

「ふふ… そうです、魔法なのです。 だから大丈夫ですよ、のどか。 えぇ、大丈夫です。 大丈夫です、きっと。 大丈夫じゃないかなぁ、と思わなくもないのですよ…」

 横島の腕の中。 既にその事すら意識出来なくなった夕映の、再び現実から乖離した呟き声が、風の中に掻き消されて行く。

「んのぉおぉぉぉぉっ!!

 泣き笑いの横島の叫びが、どんどんと近付いてくる海面に弾けた。

 

 

 

「それにしても、アレ。 どうしたんだと思う?」

「さぁ、なぁ…」

 そう言葉を交わす朝倉とカモの視線の先。
 そこには、しっかとネギと手を繋いだのどかと、そんな二人にそっぽを向きながらもすぐ傍を歩いている明日菜の姿があった。

 のどかの方は良い。
 アレはさっき見せられた過去話と、降って涌いた危機感とが後押しした結果だろうと判るから。
 元々、少なからず猪突系と言うか、脇目を振らないトコロが有るのどかである。 それだけに、有る意味では なるようになったと言えなくもない。

 問題は、らしからぬ様子でいる明日菜だった。

 普段から渋いダンディらぶを公言し、当の本人へはともかくとして、クラスのほとんどの人間に前担任だった高畑への思いを知られている。 そんな彼女だけに、ネギへの甘酸っぱさすら感じさせる対応はどうにも不自然だった。
 のどかが行動に走ったのも、一つには明日菜に対する危機感からだろう。

「まぁ、見てる分には面白いから、別にいいっちゃそれまでなんだけど」

「明日菜の姐さんもなぁ、たまに妙なテンションになる事有るし…
 案外、そういうムキもあったのかも知れねぇしな。 …どっちにしても面白いし」

 事の原因に気付きつつ、カモが笑って相槌を打つ。
 正直に打ち明けたら後で痛い目を見そうだし、所詮その効果は今日一日。 過ぎ去れば笑い話で終わるだろう。 それに、たとえ明日菜のソレがマヤカシからホンモノになったとしても、それはそれでカモ的には構わないのだ。

「ま、あの3人のすとろべりぃな展開は置いとくとして…
 エヴァちゃん、聞いてくれると思う?」

 一転、真面目な顔で朝倉は彼に問い掛けた。

 あの後、やはり力を付ける為には頼るべきだと言う流れになり、改めてエヴァの元に向かおうと言う話になった。
 だが、その時に示した明日菜の軽い難色や、自身見た限りの……と言っても、その容姿の割に人付き合いの悪さもあって目立たない為、彼女について知っている事は少ないのだけれど……エヴァの事を考えると、余り良い返事は来ないのではないかとも思うのである。

「真祖の姐さんも、名の知れた極悪人にしちゃ変に懐が甘かったりするしな。 まぁ、大丈夫じゃねぇかって気もすっけど…
 その辺、兄貴次第かねぇ?」

「そう言えば、エヴァちゃんって賞金首?、だったんだっけか」

 失言癖の少なからず有る主に、苦笑いでカモは思い馳せた。
 対して、ああそうだっけかと朝倉は気軽に考えている。

 軽くしか聞いてない彼女にしてみれば、旅行の終盤に見せた子供っぽい女王様ぶりのイメージの方が強いのだ。 普段の地味な印象が一気に払拭されたのだから、どれほどの様子だったか語るまでもあるまい。
 そんな訳で、極悪人だったと言う話もまるでピンとこないのだ。

「ま、朝倉の姐さんやあの二人に、向こうに行きゃこのか姉さんたちもいるからな。 横島の兄さんも、口添えくらいは してくれるだろうし」

 美少女のお願いなら、きっと横島は無碍にしない。
 特に朝倉と明日菜なぞ、見てくれだけなら十分に彼の範疇内なのだ。 木乃香や夕映も、きっとネギの為になら動いてくれる筈。
 となれば、結果として自ら貧乏籖を引く事になろうとも、横島はフォローをしてくれるだろう。 少女たちに良い格好をする、ただその為だけに。
 そうカモは読んでいた。

「あぁ、あの人なら、ねぇ…」

 昨日一昨日の様子から、朝倉も同じ事を思ったようだ。
 その辺、判り易すぎる男である。 はっきり言って、水を向けるのはちょろいもの。
 苦笑と共に、彼女はうんうんと頷いた。

 

 

 

「はっ」

 まるで悪夢から覚めた様に、夕映は がばっと身を起こす。
 そしてすぐに、記憶の最後に有る高空からの落下を思い出し、その小さな身体をブルっと震わせた。

 図書館探検部の活動で、ちょっとした高さからの墜落なら慣れっこの夕映である。
 だが、そんな彼女にとってしても、桁違いの危機感を覚えさせられた状況だった。 しかも下がよく見えない地下の大図書館と違って、陽光の下 どこまでもはっきり見えていたのでる。 その分、より性質は悪い。

「さすがに夢と言う事は…」

「起キタンナラ、チョットハ シャキットシヤガレ」

「チャチャゼロ…さん…?」

 背後からの声に振り向けば、スケールの合ったミニチュアの釣り竿を垂らした殺戮人形がソコに居た。
 その姿に、はっと思い出す。

「では、横島さん…は?」

 そんな問い掛けに、チャチャゼロは下を向いた。
 一瞬、嫌な事を想像した後、自身の不自然な現状に気付いて、夕映もまた視線を下に落とす。

「え゛っ?!
 …って、きゃあっ

 波に揺られながら、自身が何の上に居るのか認識してつい立ち上がりかけ。 その不安定な足場から、夕映は簡単に転がり落ちた。 海の中へと。

 と、同時に。

「げほぅっ。 な゛、なにがどないな、がぼぼ…」

 気絶したまま夕映たちの筏代わりをやっていた横島が、海に顔が浸かる事で意識を取り戻す。

「オイオイ… ナニヤッテヤガルカナ、コイツラハ?」

 溺れるような勢いで慌て出す二人を、チャチャゼロはいつものシニカルさで嘲笑う。 背中の羽をパタパタと動かして、空中を漂いながら。

 そんなところへ、上から声が掛けられた。

「大丈夫ですか、横島さん、綾瀬さん?」

「愛衣ちゃん? 助かった、っつーか、助けてくれぃ」

 いつもの箒に跨がった彼女へ、内海の様な静かな波間から顔を突き出した横島が懇願する。

「今、お姉様に連絡付けたんで、もう少し待って下さい。 私のホウキじゃあと一人が精一杯ですし…」

「なら、夕映ちゃんだけでも」

 横島的には、ここは格好つけるべきポイントだった。
 今はまだ小学生にすら見えかねない夕映だが、それでも10年後なら期待出来る容姿の少女である。
 それに現状は、小柄な彼女にはけして安心出来る要素では無いと言うのも大きい。
 ボトルの中だからか30cm程の緩やかな波間でも、体力的にも豊かとは思えぬ夕映には充分きついものの筈。 自慢だろう長い黒髪も、こんな濡れそぼった現状では足を引っ張られてるようなものでしかあるまい。 あまり長い時間は保たないと思われる。

「いえ、私だけと言うのはさすがに…」

 だがしかし、自身だけ先に拾い上げて貰うと言うのも、それはそれで夕映には躊躇われる事だった。 今、それなりに無事で居られるのが、他ならぬ横島のお蔭だと理解出来てしまっているからだ。

「大丈夫なんか?」

「えぇ」

 泳ぎが苦手と言う訳ではない。 得意という訳でもないが。
 それこそ、あの高所から落ちる事に比べたら、何ほどの事ではない。

 そんな彼女の痩せ我慢は、大した時間を要求されなかった。

「全く、何をやっているんですか、あなた方は…」

「いや、俺だってしたくてしたんじゃないっつーの」

 間も無く高音が、黒い使い魔の背に乗って現われたからだ。
 その使い魔の両手が、それぞれ横島と夕映とを抱え上げて別荘の島へと踵を返す。

「それより、チャチャゼロっ」

「ナンダ、犬?」

 鼻で笑って返すチャチャゼロに、横島の視線は突き刺さっていた。
 何せ彼女は、高音にも愛衣にも頼る事無く、自らの羽をパタパタと羽ばたかせてすぐ横を飛んでいるのだ。

「自力で飛べんなら、人を捲き込むんじゃないっっ

「イヤ長イ事 動ケナイデイタカラナ。
 スッカリ忘レテタンダヨ」

 あっさりと言葉が返される。
 尤も無表情な顔を遠くへと向けてる辺り、それなりに恥ずかしがっては居るようだ。

「…なんでそんな事 忘れられるですか」

「アホナ呪イヲ受ケタ御主人ニ言ッテクレ。
 オレダッテ、好キデ何時マデモ腐ッテタ訳ジャネェンダ」

 夕映のボヤキには、チャチャゼロもちょっと逆ギレ気味に呟き返したが。

 この別荘の中でこそ動けるが、今までそう頻繁に篭っていたと言う訳ではない。
 何だかんだ言っても、彼女はエヴァの一の従者なのだ。 その割に、京都の時にはタイミング悪く連れ出せれていないが。
 とにかく、戦闘特化の人形で、それ以外の雑役には はっきり言って役立たずと言ってもいいくらいのチャチャゼロである。 スケール的には、小さな子供でしかないのだから仕方ないが。
 結果、タカミチが足を運ばなくなって以降、する事も無くただそこに居ただけの日々。
 ましてここの外では身体を動かす事すらままならなかったのだから、すっかりボケきっていたのは事実。

「けど、あんな高さから投げ出されて、魔法も使えないのに良く無事でしたね」

 愛衣の言葉に、高音も「そうね」と頷き返す。

 そんな遣り取りに、夕映も確かにそうだと前方の塔を見詰めた。
 眼前に聳えるそこは、洒落抜きでかなりの高さがある。 しかもそれを更に上回る所まで飛ばされて、なす術なく海に落ちたと言うのだ。 ケガ一つないと言うのは確かに不自然。 いや、むしろ変と言うか異常ですらある。

 自身とは反対の腕に抱えられている横島へと、彼女は何とも言い難い視線を向けた。

 頭のの廻りの良さ故に、人物の好悪もはっきりと切り分けてしまう夕映である。 だが、そんな彼女にとって、彼は何とも対応に困る存在だった。
 不真面目が服を着てそうな人間なのに、ここぞと言う所では何度も助けられているのだ。 エヴァの下で木乃香と修行に入る以上、どの道、顔を合わせ続ける事にもなるだろう。
 横島との距離を、どの位置で定めるか。 今後を思えばソレは重要な事だった。

 

 

 

「それで、近衛さんには成果が有ったんですの?」

「さて?
 どうだ、木乃香?」

 顛末を聞き終えた高音の問いに、エヴァは視線を木乃香へと振った。

「ん〜?
 ほなら、ちょうやってみるな」

 彼女にしてみれば、一瞬で過ぎ去った嵐の様なもの。 上手くいった様な感触も、望んだカタチの失敗も無く、実感はまるで無かった。
 だから、目的の一つを確認しようと杖を手に呪文を唱え出す、火よ灯れ、と。

「あぅ…」

 だが、振り上げられた杖の先に、火は灯らなかった。

「いや、充分だ」

 それでもエヴァは、満足そうにそう呟いた。

「なるほど、確かに意味は有った様ね」

「そうなんですか?」

 同意見だったらしい高音の呟きに、まだ髪を湿気らせた夕映が思わず尋ねる。

「確かに火を灯すところまでは行ってないみたいですけど、魔力は呪文に伴って動いてましたよ」

「へぇ〜 愛衣ちゃんたちは、魔力、見えるんか」

「いえ、何となく感じる程度です。 今のこのかお姉様くらい大きな魔力を持ってらっしゃると、割と判ったりするんです」

 愛衣の解説に横島と夕映、それに木乃香はへぇと思わず呟いた。
 霊力なら目で見える横島も魔力はヒゲメガネ改無しでは判らないし、夕映たちはビギナー過ぎて感覚も掴みきれていないから、ただ他人事の様に感心して頷くしかないのだ。

「尤も、ついさっきまでなら、早々判るモノではなかったのだがな」

「ですね。 前にお会いした時には、今ほど判り易くはありませんでしたもの」

 つまり目論見としては、必ずしも失敗では無かったと言う事だ。
 潜在力と言うカタチでだけではなく大きさが感じ取れるほどになり、意志に従っての動きを見せたのである。 たった一瞬の施術が齎した事だと思えば、魔法使いの常識的には非常識な成果と言えた。

「上手くすれば、夕食までには灯せているかも知れんな」

「ほ、ほんま?」

 目を輝かせて身を乗り出す木乃香に、エヴァは笑って頷いた。

「それと、夕映」

「なんですか?」

「お前もやってみろ」

 何をと問うまでもなく、発火の魔法の事だと理解する。
 色々ごちゃごちゃな頭を白紙に戻して、夕映もまた言われるままに呪文を唱えた。

「おぉ」

 振り上げられた杖の先に、か弱くもしっかり灯った炎が揺れる。
 塔からの墜落で色々ふっきれたのか。 当惑と喜びとを綯い交ぜに、夕映は自身の杖の先を見据えている。

 あっさりなされた魔法に、愛衣と高音もまた驚きを露にした。

「えっと… 綾瀬先輩って、旅行から戻って初めて習い出した、んですよね?」

「えぇ、そうですが?」

 何か変なのだろうかと、一瞬 気を散らしたからか。 夕映の杖の先の炎は、揺らめき消える。
 それを横目に横島が笑って口を開いた。

「そんだけ、エヴァちゃんがすげえって事だろ。 夕映ちゃんも木乃香ちゃんも頑張ってるしな」

「ふ… まぁ、な。
 誉めるなら、もっと盛大に誉めるがいいぞ」

 薄い胸を張って彼に向き直る自慢げな姿は、何とも微笑ましい。
 彼女への偏見を少なからず抱えていた高音の目にすら、それはとても可愛らしく写っているくらいだ。

「良し。 木乃香。 お前はまた、供給をしながらの練習を再会するぞ。
 夕映。 お前は、今の感覚をしっかりと自分に刻み込め。
 そっちのお前ら二人も、折角来たんだ。 そのバカが馬鹿な事をしないよう見張りながら、夕映の方を見て行け」

 それぞれ、望む所と頷いて行動に移った。

 そんな一同を見ながら、エヴァの背後に控えていた茶々丸もまた、命ぜられずとも自身の判断で塔内へと足を向ける。 少女たちの労を労う為の仕度をする為に。
 その表情はどこか嬉しそうで、彼女が現状に充実感を感じているのだと窺わせていた。

 そして、横島は…
 ふてくされつつも、美少女たちに囲まれる幸せに顔を緩めていた。

 

 

 

 【わかりました、頑張って続けます】

 


 ぽすとすくりぷつ

 えっと、色々ごめんなさい(__) 本当は、先週末に公開してる予定だったんですが、私じゃ対処出来ないトラブルに友人を頼ったりしててアクセスままならなくて… orz

 しかし、待たせといてなんですが、なぁんも進んでませんね(T_T 高音ちゃんたちは合流出来たから、私的にはそれでもいいんですけど、お話としては、なぁ(苦笑)

 続けてこの一同で動き回る事になるんで、ネギたちがまたハブられていく… キャラが多いと動かなくなるのですよ、私… いや、ほんと、参ったねぇ(泣)


 
 

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