私の耳コピ術

〜サルでもできる耳コピ術を求めて〜
案外こういうことを書いたページは少ないようです。あってもかなり(私から見れば)音楽的素養 のある方が書いておられます。

ここでは音楽に関してはサル並の私がいかにして耳コピをやっているかを紹介します。
打ち込みに行き詰まったときなどにぼちぼち書いていきますので、長い目で見てやってください。

また私は音楽の基礎知識が無いので、無意識に時には故意に不正確なことを書きます。
鵜呑みにすると恥をかく場合がありますからご注意ください。

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目次
(こんな感じでいこうと思っていますが、実際書いてみるとどうなるかわかりません。)

DTMって何? DTMを始めたいという人はこちら

こういう話題はビジネスに直結するせいか、インターネット上にたくさん情報があります。 検索エンジンですぐ見つかると思いますが、以下のところへ行って見てはどうでしょうか。

OkkunのMIDI工房
知っておくと後が楽、音楽の基礎理論

私も一応本を読んで勉強しました。悪戦苦闘の末、1曲コピーした後で本を買ったのです が、先に勉強しておけばよかったと痛感しました。

もっとも、人様に教えられるほどの理解度には達していないため、エライ人に頼ることにし ます。

 ここへ行けば本を買わなくてもOKです


 
導入〜私にとってのDTM〜耳コピ戦 略
    何を思ってDTMなぞ始めたのか?
    まあ、楽器できないコンプレックスの所産というかそんなところではないでしょうか。

    DTMで何をしているのか?
    今のところは耳コピーの修行中です。腕を磨いてJ-POPのコピーがサクサクできるようになるのが夢です。そのうちオリジナル曲も作ってみたいですね。

    耳コピって特殊な才能が必要?

      ・絶対音感がある
      ・キーボードがうまい
      ・リズム感抜群
      ・音楽の基礎理論についての知識がある
         
    なーに、これだけの条件がそろえば耳コピなんて楽勝です。って、そんなものそろっている人そうそういません。
    私など、この内の1つたりとも持ち合わせておりません。私の耳コピ戦略は、
       
      ・1に環境
      ・2に根気
      ・34がなくて5に誤魔化し
    です。(なんと不謹慎な奴だ。)それでは、5からいってみましょう。

    誤魔化し
    耳コピーを始めてまずつまずくのが、いろんな音がいっしょになっているところで聞き取れない音が出てくることではないでしょうか。でも、ちょっと開き直っ て考えれば、自分が何度聞いても聞き取れないものが他人に一度や二度で聞き取れるわけありません。そうです。こういうところは適当に打ち込んで他の音で隠 してしまえばぜんぜんOKです。わりきって誤魔化せるようになれば、ぐっと楽になります。

    根気
    キーボードがうまい人はリアルタイム入力などという荒業を使うようですが、そううでないものはマウスでちまちま打ち込むより他ありません。でも、8割がた 打ち込みができたあたりから、音が急速にまとまってきて本物に近づいていくようになります。これがものすごく楽しいです。

    環境
    環境によってリズム感・音感の欠如を補うことが可能な世の中になりました。

       
      ・そこで私は考えた
      PCMオーディオとMIDIが同期再生できるシーケンサソフトがポイントで す。つまり原曲をデジタル録音してオーディオトラックに貼り付ける。MIDIのテンポを調節する。原曲を再生しつつMIDIキーボードを楽器として使用し て音を拾い、MIDIを打ち込み、また再生して確認、を繰り返せば、私のような音感なしのリズム音痴でも耳コピができてしまうわけです。

      ・使用機材の紹介

パソコン DOS/Vパソコンです。WIN98で使っています。
シーケンサソフト Cakewalk Pro Audio 9  一本です。非常に能率的なソフトで、高機能の割に軽いです。
サウンドボード SoundBlaster Live! value です。 外部音源、MIDIキーボードを接続しちます。PCM機能を原曲のデジタル録音・再生に使用します。ミキサ機能は外部音源とデジタル音声のミキシングに使 用します。聴き取り用のヘッドホンやステレオも接続しています。
外部音源 ローランドのSC-88STproです。
MIDIキーボード 音源なしのミニ鍵盤のものを使っています。効率的な耳コピのための必須アイテムです。
再生ソフト TMIDI Playerを使っています。演奏状態の確認に便利です。

音拾い
メロディーを拾う
私の場合、まずメロディー(ボーカルのパート)をコピーします。理由は、
      調(キー)がわかる。(コード進行で判断するのが本筋のようですが…)
      メロディーがリズムの基準になる。
      メロディーができると残りもコピーできそうな気がする。
    などです。
       
    コーラスになっていたり、音程が連続的に変化する場合もありますが、ここでは一番強く(連続的に変化する場合は一番長く)聞こえる1つの音だけを拾いま す。まずピアノの音色を使って音を拾うほうが簡単であり、ミスも少なくなります。
       
    音を拾う方法は、原曲を再生しながら、キーボードで演奏してみて、音程が同じ音を探します。
       
    音程が素早く変化するところは、音が拾いにくいですが、そういうときは前後の聞き取りやすい音を先に拾って、聞き取ったところと比べて音程の高い低いから 見当付け、MIDIに打ち込んでから原曲と同期再生して、音が合っているかどうか調べます。

    調を調べる
    調を調べる理由は、調を外れた音を打ち込まないようにするためです。調を外れた音を打ち込むと、とても調子はずれな感じになります。(例外はあるのです が。)

    例えば、キーがCの長調はハ長調(CMajor)、キーがAの短調はイ短調(A minor)です。通常、この調の曲では、キーボードの白鍵の音(A B C D E F G)しか出てきません。それ以外の例えばC#の音は調を外れた音ということで、この音を打ち込むと、とても調子はずれな感じになります。

    さて、メロディーを打ち込んだあとで、ピアノロールを眺めると、1オクターブ の中で使われている7つの音がわかるはずです。これらの内、隣り合う音の差が半音であるものが2組あるはずです。キー(主音)は、
     

      ■使われている音

      □使われていない音
      ■←短調の主音








      ■←長調の主音

    になります。

    もっと大雑把な方法として、ボーカルの出だしの音を調べれば見当がつけられます。J-POPの場合、長調の曲では第三音、つまり、 主音を第一音とし、その2音(4半音)高い音、短調の場合は主音になっている場合が多いので、そこからも見当がつきます。つまり、F Majorの歌い出しはA、D minorの歌い出しはDが多いということです。

    調号を合わせる
    調号を合わせると次のような利点があります。
     

      ・シーケンサソフトの調号を設定すると、スコア(スタッフともいう)表示、つまり楽譜の表示で、第一小節の始めに調号(♭や#)が表示され、それ以外の音 符には♭や#がつかなくなります。逆に言えば、もしそのような音が残っていれば調を外した音ということになります。(例外はあります)

      ・MIDIキーボードには、たいてい移調(トランスポーズ)機能がついています。先の手順で調べた、長調の主音に移調すれば、 その後は、白鍵だけ使用すれば、調を外さずにすみます。

    調号は、実際の曲が長調・短調のいずれでも、長調の主音で設定します。(例えばD minorの主音はDですが、調号の設定はFにします。)

    転調
    曲の途中で調が変化することを転調といいます。曲の雰囲気が変わったな、と思うところは転 調したところです。転調したら前項と同じ要領で調を調べて、転調した小節から調号を設定します。J-POPの場合2半音、あるいは3半音、主音をずらせる 転調が多いようです。

    ピアノロールエディタのす すめ
    マウスやキーボードで打ち込みをするためには、いくつかの種類のエディタの内、どれを使っ ても可能です。しかし、音を聴きとって入力していくためには、ピアノロールエディタが最も能率的であると思われます。例えば下の画面は簡単な打ち込み例 を、ピアノロール(上)とスタッフロール(下)で表示したものです。クリックするとMIDIが鳴ります。

       
    このピアノロールエディタでは、オレンジ色の棒の左端が音の鳴り始め(スタートタイムとい います)、棒の長さが音の長さ(デュレーションまたはレングスまたはゲートタイムといいます)、棒の縦位置が横の鍵盤に相当する音の高さを表しています。 また、その下のグラフのようなところでは、色々な情報を表示・編集できますが、ここではベロシティ(音の強さ)を表示しています。ピアノロールエディタで はマウスの操作・線を引く要領で、このような色々な情報を視覚的・直感的に入力することができます。
     
    しかし楽譜で入力する場合、まず音符の選択が面倒ですし、スタートタイムやゲートタイムの 微妙な調整とかが非常に困難で、また、耳で聞いた感覚を直感的に打ち込みに反映することができません。
     
    したがって、音を聞き取って打ち込んでいく段階では、主にピアノロールエディタを使用する ことをお勧めします。
ベースを聞き取る
ベースを聞き取るのもメロディと同じ要領です。音拾いに使う音色はピアノでもベースの音でも良いでしょう。ただし、ベースは音程のつかみにくい低音で演奏 される楽器なので、最初は聞き取りにくいと思います。その場合は、原曲を再生する時のトーン調整で低音域を強調したり、2倍速で再生すると聞き取りやすく なると思います。(2倍速にすると1オクターブ高い音に変化します)

しかしベースは比較的単純な音色なので、数曲コピーをこなせば慣れてきて、聞き取りやすい部類の楽器になることと思います。
あと、オクターブを間違えたり、バスドラムと音が重なるところでは聞き取りにくかったりしますが、余り気にせず適当に打ち込みましょう。他のパートを打ち 込んでいくうちに曲を覚えたり耳が慣れたりして、あとで修正する方が楽です。

コードを拾う
コードを拾うにはある程度のコードについての知識が必要です。だいたい以下のようなコードを知っていればよいと思います。
 

    ・ダイアトニックコード (3音)
    ダイアトニックコードとは、調がCまたはA minorの場合、キーボードの白鍵を1つ飛ばしに3つ押さえたコードのことで、根音(root)の位置によ りTからZの7種類あります。他の調では黒鍵を使用する必要がありちょっとややこしくなりますが、調 号を合わせるの項で説明したようにキーボードの移調を行えば他の調でも白鍵のみで弾くことが出来ます。下の画像をクリックすると MIDIが鳴ります。
     
    ・Majorコードとminorコード
    キーボードの白鍵を1つ飛ばしに3つ押さえるということは、根音に3度の音(第2音)と5度の音(第3音)を積み重ねるということです。Zのコード以外で は第3音は根音の7半音上の音になります。第2音は、根音から短3度(3半音)または長3度(4半音)のいずれかに分かれます。第2音が短3度の場合が minorコード、長3度の場合がMajorコードです。ダイアトニックコードの内T・W・Xの3つがMajorコード、U・V・Yの3つがminor コード、Zがm♭5コードになります。
     
 
       
    ・オクターブ
    根音にそのオクターブ上の音を重ねたものです。ストリングスやブラスなどのパートでよく使います。
     
    ・パワーコード
    根音に5度の音を重ねたものです。ディストーションギターなどでよく使います。

    ・sus4コード
    根音の上に4度と5度の音を重ねた和音です。ただし、第2音と第3音は全音(2半音)の差があることが必要です。根音がWとZの場合はスケールを外れるの で使われません。 

    ・m♭5コード
    これはminorコードの第3音が半音下がったものです。Zのコードがこれになります。
     
    ・7thコード
    あるコードに、根音の7度(根音の2半音下)の第4音を加えたコードです。TとWの場合は第4音がスケールを外れます。
     
    ・その他
    基本的に何でもありです。適当に音を混ぜれば何らかのコードになるみたいですね。
     
コードには転回形と省略形があり、これを正しく聞取らないと不自然な音になることがあります。
 
    ・転回形
    3音のコードには転回形が3つあります。第3音を根音の下にもってきたものと、さらに第2音も根音の下にもってきたもの、それに基本形の3つです。それぞ れに違った響きを持っているので、正しい転回形を聞き取ることが必要です。
     
    ・省略形
    しばしばコードを構成する音の内の1音が省略されることがあります。実際にコードを聞取るには、やはり原曲に合わせてコードをキーボードで弾いてみて一致 するコードを探すことになります。

    ・聞き取りやすいパートから聞取る
    ピアノなど聞取りやすいパートを先に聞取ります。そうすれば、他のパートで聞取れないコードが出てきた場合、聞取れたパートと同じコードにしておけば、と りあえず違和感はなくなります。
     
    ・まずコードに含まれる1音を聞き取る
    コードを聞いた場合、普通は根音の音程を聞き取ることができます。場合によっては第2音や第3音が聞こえることもあります。1つの音を聞き取ったら、その 音が含まれるコードの転回形を試し弾きし、原音と比べて合っているものを探します。ほとんど7種類のダイアトニックコードが一致するはずです。場合によっ てはsus4や7thコードを試します。しっくりこないときは省略形を試します。
    また、場合によっては、コードに含まれる一番高い音や一番低い音を最初に聞き取ると楽なこともあります。


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