| 独断と偏見の まんがレビュー 2008年5月 |
| 2008年5月13日(火) | |
| タイトル | ぎゃんぶる太平記G |
| 著者名 | 後藤羽矢子 |
| 巻数 | 全1巻(JETS COMICS) |
| 出版社 | 白泉社 |
| 発行年 | 2007年 |
| ジャンル | ギャンブルエッセー |
| 評価 | ★★★ :下ネタが平気な方へ。 |
| ストーリー | |
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藤島じゅん氏の後任として選ばれた後藤羽矢子氏。そんな後藤羽矢子氏が挑む、ギャンブルエッセーまんが。前回の「ぎゃんぶる太平記」に引き続き、師匠も登場。 |
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| コメント | |
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同居人H氏と一緒に住んでいて、不思議に思うことがありました。それは、H氏が開封した牛乳パックの注ぎ口は、なぜか裂けていることが多いということです。なんというか、無理やりこじあけたような乱雑な注ぎ口になっているんです。 私が開封したものは、普通に綺麗にあいており、きれいな注ぎ口になっています。私の手順は以下のとおりです。 早速、先日H氏にどのように開封しているのか聞いてみました。1)〜2)までは一緒でした。しかし、3)において注ぎ口の先っぽを指で引っかき、手前に引き出しているとのことでした。 H氏が空けた牛乳パックは注ぎ口が乱れているのか理解できました。注ぎ口を引っかいているため、一部が裂けたり破れたりしているんですね。牛乳パック1つ取ってみても、開き方は人それぞれ異なるものだと感じた次第です。 そんなわけで、結婚観も人それぞれですよね。そんな様々な結婚観が登場する、後藤羽矢子氏の「ぎゃんぶる太平記G」を紹介したいと思います。 これは、 以前紹介した藤島じゅん氏の「ぎゃんぶる太平記」の事実上の続編にあたります。ただ、著者は交代しています。 というのも、藤島じゅん氏は「ぎゃんぶる太平記」連載の途中に子供が出来たため、そこで連載が終了してしまいました。で、そのその後釜として、後藤羽矢子氏が引き継ぎ、この「ぎゃんぶる太平記G」となったわけです。ですので、このタイトルにある「G」は後藤羽矢子氏にイニシャルではないかと推測されます。 基本的なスタイルは前回と同様です。ただ、著者が交代したことにより、内容も若干変化し、ギャンブルネタが少なくなり、その分下ネタが増えたように思えます。後藤羽矢子氏は、元々ギャンブルを行っていなかったということで、その意味では新しい切り口になったかと思います。 実際、この作品に登場する師匠や担当編集者、後藤羽矢子氏本人及びその編集者のことを描いていたら、必然的に下ネタが多くなったという感じです。内容について、あとがきの133ページにも さらに、10年以上付き合っている彼氏(ダメ男)に翻弄される後藤羽矢子氏のネタも良かったです。厳密にはギャンブルと言えるかどうかは分からないんですが、結婚したい後藤羽矢子氏が担当編集者にそそのかされて、彼氏をまじえて麻雀を行うことになります。 後藤羽矢子氏が勝ったら結婚でき、彼氏が勝ったら2度と彼氏に前で結婚のことを持ち出さない、というある意味お金をかけるよりシビアな条件で。 また、これ以外にも後藤羽矢子氏のプライベートなネタが色々と登場するので、正直身体を張って描いているとかなり関心しました。 また、前回に引き続き師匠のギャンブルの弱さもそのままでした。師匠なのに、ギャンブルが弱いとはどういうことなんでしょうね。なお、今回はその師匠が連載中に、3度目となる結婚をしました。相手は、22歳年下で、かつ、その相手の父親と師匠が同い年とのことでした。色々な意味ですごいです。 そんなわけで、ギャンブルレポートまんがというよりも、登場する人物の面白さ、特に、後藤羽矢子氏の身辺について知りたい方にお奨めしますよ。色々な意味で、身体を張ってネタをつくっていますから。ただし、下ネタがお嫌いな方は避けた方が良いでしょう。 蛇足です。カバー下の表表紙、及び裏表紙に各々1コマまんがが収録されていますので、持っている方は要チェックですよ。 |
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| 2008年5月28日(水) | |
| タイトル | 赤い玉が出るまで |
| 著者名 | 夏村シュン |
| 巻数 | 全1巻(ワイドKC KISS) |
| 出版社 | 講談社 |
| 発行年 | 2003年 |
| ジャンル | 短編集 |
| 評価 | ★★★ :閉塞感を共感したい方へ。 |
| ストーリー | |
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閉塞感が描かれた短編集。「月がこっちを見ている」「ときどき不安になる君へ」「Qちゃんとみっちゃんとマリア」「1億分の1」「赤い玉が出るまで」「FINISH!」の6編を収録。 |
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| コメント | |
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たまたま名古屋駅近くを自転車で走っていたときのことです。路上で、珈琲の試飲をやっていました。デパートやスーパーなどで試飲を見かけることはありますが、路上で行っているのは珍しいので、ついつい目がいってしまいました。 さらに珍しかったのは、それがマクドナルドの珈琲だったことです。 最近、マクドナルドが珈琲に力を入れているという話は聞いていたのですが、試飲まで行っているとは知りませんでした。 この時は横目で見ながら通り過ぎてしまい、その味を確かめるには至りませんでした。でも、後日このマクドナルドの珈琲の味を見る機会に恵まれました。それは夕飯を食べるため、同居人H氏と外で待ち合わせをしたときのことです。 H氏は私が来るまで時間があったのか、マクドナルドの珈琲を手にしていました。ちょうど待ち合わせ場所にマクドナルドがあり、のどが渇いたので買ってみたとの事でした。H氏も、この時がマクドナルドの珈琲を始めて飲む機会でした。 早速、一口飲ませてもらいました。結果、私と同居人H氏で以下のような感想を得ました。 味は100円という値段の割には、おいしかったです。私とH氏は共に珈琲をブラックで飲むのですが、120円する缶コーヒーのブラックよりはおいしいと感じました。逆に、高速道路などの自販機でよく見かける紙コップの150円のレギュラー珈琲よりは劣るといった感じです。 まぁ、値段相応といった感じでしょうか。ただ、薄味といいますか、雑味を不自然に抜き出してしまっているような感じもしましたけど。 マクドナルドですとテイクアウトだけでなく、店内で座ることもできます。それを考えると、この値段はがんばっているといえるでしょう。まぁ、私の場合、基本的にマクドナルドに寄ることはないので、今後とも飲む機会はないと思いますけど。 そんなわけで、マクドナルドらしきファーストフードが登場する、夏村シュン氏の「赤い玉が出るまで」を紹介したいと思います。 夏村シュン氏のコミックは、新しい順に読んでいきました。で、ようやく1番最初のコミックに辿り着きました。 この「赤い玉が出るまで」は、短編集です。そのため、色々な物語が収録されています。ただ、これらの収録されている短編集にはある共通している事柄があります。それは、閉塞感です。 これが発表された時代(2001〜2003年)をよく反映していると思いました。今もそうですが、世の中には閉塞感が満ち溢れていました。不況、雇用問題、年金問題、医療問題、環境問題など、見聞きするニュースからは、とても明るい未来が想像できない状態です。 そんな中、多感な青春期を送っていれば、自分の将来が明るいなどとなかなか考えにくいのではないでしょうか。特に、身近な大人達が苦労をしているのを見れば見るほど。 そのため、グローバル化、オープン化の流れの中にいながらも、どんどんと保守的になっていきます。それらの閉塞感を、性を切り口としてうまく描いていると感じました。 そんなわけで、閉塞感を今現在も感じている方にお奨めします。 |
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