独断と偏見の
まんがレビュー 2003年9月

2003年9月1日(月)
タイトル 夢見るゆ〜み
著者名 さんりようこ
巻数 全2巻(BAMBOO COMICS)
出版社 竹書房
発行年 2000〜2002年
ジャンル 夢見る4コマ
評価 ★★★  :さんりようこ氏のファンの方は是非。
ストーリー

 川瀬ゆみは、夢見がちの30才。デパートに勤務するも、現実と夢のギャップに悩んでいた。そんなおり、新入社員で18才の春名ゆうきに一目惚れするのだが…。

コメント

 同居人H氏が飼っているウサギは、かなりグルメです。ホームセンターなどで売られている牧草やペレットには見向きもしません。ウサギ専門店で売っている専用の牧草やペレットでないと食べません。また、同じ牧草でも、封を切ってから時間が経過し鮮度の落ちている牧草は嫌います。逆に、ベランダなどで栽培している「ハコベ」や「ワイルドストロベリー」などを摘み取ったものは好んで食べているようです。

 ところで、ウサギは人間と同様に甘いものが大好きです。パパイヤやパイナップルの乾物、バナナや洋なしなども好みます。そこで、どこまでグルメなのか試してみることにしました。買ってきたのは、スーパーで売っている2種類のバナナです。片方は有機栽培のバナナで1本あたり100円します。もう片方は安売りで売られている1本あたり25円のバナナです。これらを少しずつ取り皿に置き、どちらを食べるか試してみました。

 結果、有機栽培バナナはすぐに食べました。が、安い方は匂いを嗅いだだけで、顔を背けてしまいました。
「これも、どう?」
と言って、安い方のバナナを顔に近づけると、一目山で逃げてしまいました。う〜ん、ウサギってグルメなんですね。

 ということで、ぬいぐるみを作るのが趣味で、ウサギのぬいぐるみも作ったことのあるキャラが主人公の、さんりようこ氏の「夢見るゆ〜み」を紹介したいと思います。

 さんりようこ氏のまんがの共通点というのは、「受け身の主人公」というのがあります。特に目標もなく、日々を過ごしているキャラクターにスポットを当てられる場合が多いようです。そういう意味では、以前紹介した「おどって歌音」は例外と言えますね。

 最初は、単なるOL4コマだったのですが、春名ゆうきと出会ったあたりから、若干ながらストーリーが展開するようになりました。そして、そのストーリー展開に応じてゆ〜みが悩み、成長する様が描かれています。まぁ、30歳の人間が人間的な成長を遂げるというのはおかしな感じもしますが。

 さて、この「夢見るゆ〜み」は、さんりようこ氏がデビューしてからほどなくして始まり、その後6年間に渡って連載が続くことになりました。おかげで、始まりと終わりを見比べると絵的にも、ネタ的にも違いが感じられます。主人公のゆ〜みだけでなく、作者のさんりようこ氏の成長ぶりも見られるコミックと言ってよいでしょう。

 個人的な感想ですが、2巻にあるテディベアをネット通販するエピソードが大好きです。ゆ〜みぐらいの腕があれば、可能なんじゃないでしょうか。私はテディベアは作れませんが、なんかこういったサイトの通販で生活できたら良いですね。私も、ゆ〜みに劣らず夢見がちなのかもしれません。

 全般的にほのぼのとした内容になっていますが、少しずつでありながらも前向きに生きる主人公が描かれており、非常に好感が持てます。こういった4コマがお好きな方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

 なお、カバーをめくった表紙ですが、1巻には「ゆ〜み度チェック」という診断が、2巻には「ゆーみすごろく」というものがありますので、持っている方はチェックしてみると良いでしょう。

 蛇足です。私は、普段から安い方のバナナを好んで買っています。高い方のバナナの方が若干美味しいような気もしますが、値段差を考えるとついつい安い方を買ってしまいます。しかし、ウサギも食べないバナナを食べている私ってなんだろう、ちょっと悩んでしまいますね。

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2003年9月3日(水)
タイトル AQUA
著者名 天野こずえ
巻数 全2巻(STENCIL COMICS)
出版社 エニックス
発行年 2001〜2002年
ジャンル 叙情SFまんが
評価 ★★★  :叙情まんがが好きな方へ。
ストーリー

 水無灯里(みずなしあかり)は、ゴンドラ漕ぎの水先案内人になるために、水の惑星アクア(旧火星)にやってきた。惑星アクアは地球ほど合理化されていないため不便なことが多いが、逆にそれが趣のある暮らしを演出している。そんなアクアに暮らしながら、一人前の水先案内人を目指す水無灯里の日常を描いたまんが。

コメント

 夜の10時頃の出来事でした。いきなり、同居人H氏に呼ばれました。何事かと思いきや、洗面所で天井から雨漏りがするとのことです。とりあえず、水漏れがする箇所にバケツや牛乳の空き箱を置いてしのぐことにしまいた。しかし、時間が経過するごとに天井から水洩れする場所がどんどんと増えてきます。私の住んでいるアパートは古いので、最初は配管から水が洩れているのかと思いました。しかし、どうやら配管からの洩れではなく、配管と天井の隙間からしみ出しているようです。

 そこで、上の階の住人に尋ねてみることにしました。H氏が上の階に訪れ、なにかと話したところ、案の定、トイレの水溜容器から水があふれ出て、床上を浸水していたとのことです。トイレ部分のことだったので、住人はH氏が訪れるまで気付かなかったようでした。

 結局、10分後にH氏は、タオルを数枚を貰って帰ってきました。どうやらそのタオルで床を拭いて欲しいとのことです。それにしても、3階建ての2階に済んでいて、雨漏りに出会うとは思ってもみませんでした。世の中何が起こるか分かりませんね。

 ところで、水を英語でwater、伊語ではaquaと言いますね。ということで、天野こずえ氏の「AQUA」を紹介したいと思います。

 舞台となっている惑星アクアは、テラフォーミングされた火星で、あまり合理化されていないため不便なことが多いが、逆にそれが趣をかもし出しています。合理化されていない舞台ということで、まんがの中でもゆったりとした時間が流れており、のんびりとした水無灯里のアクアでの生活が描かれています。テイスト的には、芦奈野ひとし氏の「ヨコハマ買い出し紀行」に近いものがあります。

 さて、実際にページを見ていきますと、絵は非常に綺麗で、1コマ1コマがイラストであるかのように描かれています。特に建物を主とした風景の描写は目を見張るものがあります。トーンの効果をうまく利用しており、1色で描かれている風景のコマなどがとても魅力的です。

 反面、キャラクターの描写に関してはぞんざいな扱いが多々見受けられます。メインキャラクターはそうでもないのですが、単なる脇役などの場合にはぞんざいに描かれています。特に、男性キャラクターの場合はその傾向が特に強いようです。

 なお、この続編としてマッグガーデン発行の「ARIA」というものもありますので、「AQUA」が気にいった方はこちらも読まれると良いでしょう。

 蛇足です。水無灯里は、ゴンドラの逆漕ぎでは無敵だとあります。しかし、ゴンドラは元々片側だけで櫂を漕いでもまっすぐに進むように、船体が微妙にひねってあります。このひねりが、片側で発生した回転する力をうまくうち消してているわけです。ところが、これを逆漕ぎにしてしまうと、この船体のひねりが回転する力を増す方向で作用してしまいます。そのため、逆漕ぎだとまっすぐに進むのは非常に困難だと思うのですが、ここら辺はどうなっているんでしょうね。まぁ、野暮なツッコミですが。

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2003年10月29日(水)
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ストーリー

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コメント

 大変なことが起きました。実は、私の使っているパソコンのシステムがすべて吹っ飛んでしまいました。しかも、私の人為的ミスで。仕事関係のファイルは、ある程度バックアップをとっていたので問題はないのですが、プライベートなデータはほとんど消えてしまいました。メールやwebブラウザのブックマーク、そしてまんがフリークの書き貯めた文章やネタメモなど。

 実は、来月でこのサイトが開設されてから一周年になります。そのため、来月までに今までの遅れを全て取り戻そうと、日記部分については9月分を全て書いていました。が、それも消えて無くなりました。また、新たに書こうにもネタメモも消えてしまったため書くことができません。

 なお、今はシステムを復旧している最中です。そのため、この「まんがフリーク」の更新を少しの間お休みさせていただきたいと思います。ある程度システムが復活するであろう11月3日から、また再開したいと思います。

 蛇足です。この文章を読んでいる私の知人は、メールを送ってもらえますか? なにせ、登録してあったメールアドレスも全て消えてしまいましたので…。

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