1998/07/18 up

自閉症との出会い

 

1988.10.27

 帰宅すると,家内が真っ暗な部屋の中で,懐中電灯で本棚を一生懸命覗いている。ゆうちゃんを起こさないように,しかし,何かを一途に探している。
 台所で食事を終えて,新聞を取りに部屋に入ると,探しだした本を見ながら,ポロポロ涙している。
  「症状が同じだ。自閉症と同じだ。」 
  「どうしたのだ。」と聞くと,
  「いつものこと。心配はいらない。」と言う。
 今日は,遅くまでゆうちゃんのことについて二人で語り合った。

 

1989.10.16 都立母子保健院 Y医師

Q:現在の状態は?
A:もとこ先生への紹介状のとおり。
自閉的なところがあるが,自閉症ではない。
多動ではある。
このほかについては,
脳波の波動が遅く,2歳児程度か。一番の問題は言葉。これは誕生日前の状態。てんかんの危険性は認められない。

Q:原因を特定できるのか?
A:発達の遅れについては諸要因に起因するが,一般に原因を明確に特定できるのは,その6割。今回のCT,脳波の結果からはわからない。

Q:今後どうすればよいのか?
A:いろんな人と触れ合う,集団の中で刺激する,こういう機会を増やしていくことが必要。今のような週一回の療育では少ないと思うので,お母さんに余裕があるのなら福祉センターを紹介するので併向して行ってみたらどうか。

Q:つくば市に引っ越す予定をしている。何かアドバイスが欲しい。
A:まず,保健所または教育相談所を訪ね,いろいろと相談しなさい。そして,発達経過のチェックを受けなさい。正常児との乖離がますます大きくなるようだと筑波大学の神経の専門家に見て貰いなさい。