東京ジルバボウイズ/http://hwbb.gyao.ne.jp/jitterbugboys-nx8/

■最終更新日2012/01/01

●あけましておめでとう!

[info] [kigurumi] [Toy] [Tank] [Event] [works]

■2007夏コミ配布のFateオリジナルストーリーペーパーテキスト公開

作:平沢ケンゴ/画:塚本ミエイ(『Fate/stay night』より)
↑テキストへはこちらの画像から。次回更新停滞中。ホントゴメンナサイ

mail : hw713954(a)yk2.so-net.ne.jp

マイピク大募集中。『見る専』も歓迎!
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Twitter本格的にはじめました
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■■イベント参加情報■■

コミック1  ???

コミックマーケット82 ???

申込書は買いました

 

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応援ありがとうございました!

バックナンバー配信中みたいです

 先日お伝えしたとおり、Bbmfマガジン『ケータイ★まんが王国』にて新連載をはじめます初回配信は8/27日。バナー広告だとレディース&エロマンガのイメージが強い同社ですが、今回の連載は一般向けストーリーマンガ

 タイトルは『大江戸暴力温泉』。タイトルからは全く想像できないですが、オカルト話アリの、ヤクザ任侠話アリの、陰謀話アリの、科学話アリの、下町ホームコメディアリの……と、アタシの趣味をドカンと叩き込んだ結構無茶なマンガです。

■■お散歩コース■■

●テキスト系の皆さん


Lunarjade.com
HK-DMZ PLUS.COM
RuputerFan
Expensive Noise
エロチック街道
変人窟
Tentative Name.
CG定点観測
お米ちゃん
にゃ〜こ
ploject_lppm
chaos city
Sound Box
右脳関白
GUNP
Channel KOF

●オトモダチ(表面上含ム)

NationalMediaBoys
エーデルワイス
とまとは〜と
ユバシリカステン
われたま。
MILK BAR
■ペンギン帝国 Web
(更新終了とのこと。おつかれさまでした)
ボマ!-Born to be Mild-

●キグルミ関係

造型工房SIGMA
着ぐるみが暮らす世界
きすみ!ぺーじ
SKA
着ぐるみきんぐだむ
おかpのどーんと行くページ
着ぐるみの見る夢(本鰤公式)
alternative-live

●模型関係

四谷仙波堂

●応援中&お世話になっております

このページは IE7.0・Sleipnir Ver.2.70 で
動作確認を行っています
リンク切った張ったは自由です。無断転載上等。
管理人:平沢ケンゴ


ヒラケン日記

01/01 生存確認

●コミックマーケット81

コミケは「スパイシー大作戦」のお手伝いでした。それでも来てくれた人ありがとう! っていうか、どこで知ってきてくれたんですか? Twitterですか?

 

08/11 生存確認

ジルバガールズ・ヨシムラメンバーの新ユニット「龍兄弟」の新刊アンソロジーに4ページ書きました。アトラス本です、宜しかったら見てやってください。ツカモトさんも描いてます。ツカモトさんのサンプルはこちら。オレのサンプルはやばくて出せん。

 ジルバボウイズの新刊はコピー本です。ワンフェスの着ぐるみレポマンガ。もし間に合わなかったらジルバ11周年記念オリジナル作品の予告編を持っていきます。

 

07/25 ワンダーフェスティバル2011夏

 というわけで今回のワンフェスはディーラー『ぬこパン』さんの『ラブプラス3人娘』の着ぐるみサポートという今までにないパターンでの参加でした。今回着ぐるみの内蔵を勤めるのは3人の女子ということもあって、「厳重な体制で臨む」というメノコマキリ氏の決意を受けてのサポート参加。

 ああ、ディーラーブースの写真とか撮り忘れたので、花でも見ててください。

 一般待機列消化後、1時半から3人娘出撃と相成ったわけですが、出撃準備の段階で「凜子のスカートがない」「寧々さんのマスクは視界が取れない」等々の問題が続出。とくに寧々さんの視界が取れない件は致命的なんですが、責任者メノコマキリの判断により出撃決行。ほぼ完全に目隠し状態なんですけど、「移動は手を引けば大丈夫」とかプロのショーアクターみたいな扱いで良いのか? この段階でマキリは「ディーラー仕切るのでいっぱいであり、もうダメ」だと判断。

 コスプレ広場へ向かうと颯爽とアキバのビンラディンこと『Tentativename』のさらしる氏登場。責任者&サポートボロボロの状態を見事にフォローする「コスプレ広場操作術」を以て、3人娘をフォローしてくれました。さらしる氏の写真は撮り忘れたので、花でも見ててください。もしくはアキバBLOGでも見てください。

 もちろん定番ネタの巨大3DSも登場。結構邪魔。

 寧々さんを演じるのは「あさぎ」さん。上記の如く、完全に外が見えない目隠し状態での装演ですが、元々コスプレで寧々さんをやっていたというだけあって、ポーズはカンペキでした。

 愛花を演じるのは「チカ」さん。こちらもコスプレイヤーであり、ポージングはカンペキでした。あと、一番よく動いてたのもこの方。

 凜子演ずるは「匿名」さん口癖は「色男は死ね(ロミオ・マスト・ダイ)」、好きな食べ物はあんパンです(註:創作です)。ホントは一番着ぐるみに慣れてるはずの人ですが、キャラが凜子なのでリアクション薄めであり、本人は不満そう。

 汗がしみ出してきてるけど大丈夫かしら? と思ったよく見ると手足がカクカク震えていたので熱中症の初期症状と判断。マキリはダメなので、急遽さらしる氏に相談し、カウントダウンにて撮影を打ち切ることに。さすがアルカイダを指揮していた男は違いますね(※現在はヒゲを剃ってイケメンです)。

 サポートしてたのもあって写真があまり取れなかったんですが、3DSに3人を収められたので良しとす。

 

07/13 生存確認

めんまはリライトしたところで、ペインターが不安定になったので、力尽きていた。

そんな日々。

 

06/14 ザ・マーセナリーズ3D

 を買いました。はちま起稿とかで「セーブデータが消せない」とか「最初のスクリーンショットよりジャギが目立つ」等々散々ネガキャンされてる『バイオハザードザマーセナリーズ 3Dですが、単なるオマケゲームの単品売りを超えた魅力のある一本に仕上がってます。

 基本的には『バイオハザード4』と『5』に収録されていたオマケゲーム『ザ・マーセナリーズ』の移植版なんですが、オリジナルのマーセナリーズに無い「スキル」によるフィニッシュが追加されたおかげで、かなり戦略性の高いゲームになっています。例えば、ジル・バレンタインの場合、敵に一発銃弾を撃ち込んで油断させた後、サブミッションアーツで首をへし折る……なんてスキルが実装されています。当然、そうした倒し方をするには相手の反撃を喰らうリスクがありますから、あんまり使いたくないような気がしますが、成功した際にタイムボーナスが追加されるため、タイムアタックがメインのこのゲームにおいては大変重要な要素になっています。もちろん、決まったときの爽快感はなかなかのモノです。
  このように「ひたすら敵を撃つ」だけだった過去のマーセナリーズシリーズとは一線を画す作りになっています。上記の"スキル"は良いタイムを出すごとにアンロックされている仕組みですので、「新しいスキルゲット」→「タイムアタックが有利に」→「思わず再挑戦」と、中毒性の高さに一助与えているわけです。

 もっとも、何時間も「やり込む」タイプのゲームでは無く、空いた時間に気晴らし……といった感じのゲームですが、比較的目に負担のかかる3DSの使い方としては正しい使い方かもしれません。

 ネットを介したCOOPプレイにも対応しており、自分より上手い人の戦い方を研究できたり、ちょっと下手な人を助けつつプレイできたりと、かなり奥が深いゲームです。

 ここはひとつ、ネガキャンを鵜呑みにせず、手にとって頂きたい一本。まあ、もうすぐゼルダの伝説 時のオカリナ 3Dが出ますから、空気扱いされるのも時間の問題ですが。

 

06/10 萌え絵の教科書

 各地で話題の『萌え絵の教科書』を買ってみました。表紙に「ステップアップガイド」とあるだけあって、初心者よりも「そこそこ描ける人」向けの書籍なんですが、結構目から鱗のTIPSてんこ盛りでオススメの一冊。

 とくに最近流行りの「パーティクル的なモノが乱れ飛ぶ、ハイダイナミックレンジ的色使いの絵」の塗り方なんかは、「ああ、オレ今度やるわ」と思ってしまうほど分かりやすく"効果的な使い方"が解説されてます。コレでpixivも怖くありません。

 ぱっと見で薄い本なので、なんとなく「ちょっと高くね?」とか思われがちですが、載っている情報は絵描きなら誰でも「いくら払ってもイイ」と思えるような内容ですので、実はお買い得。なかでも役に立ちそうだなと思ったのは、「絵を描くのがイヤになってきたときの対処法」が紹介されていたこと。当然ながら「全然絵を描かないのになぜか上手くなる魔法の本」ではなく、立派な教科書。その点だけ注意。
アタシもちょっと気合いを入れて勉強してみたいと思います。

 

06/05 最近買った本とか

 ずいぶん前から欲しかったアルセーニー・タルコフスキーの『雪が降るまえにをやっと購入。ずっと品切れで、再販待ちだったんですが、ようやく重版がかかったのか、在庫が出て来た模様。 
名前から分かる通り、映画監督として有名なアンドレイ・タルコフスキーのお父さんによる詩集で、映画『鏡』や『ノスタルジア』で度々引用されていたのがこの『雪が降るまえに』の詩なのです。 

 比較的装飾過多なソビエト文学的詩集かと思いきや、私生活や思い出を詩にした質素なテキストで、ヨーロッパの詩人には珍しいタイプかも。オススメ。 

 で、もう一冊はXBOX360の性能的限界……というか、スクウェアエニックスの限界によって大幅に仕様変更されてしまったため、一部異常に難易度の高いイベントが出てくることで評判を落としてしまった『ラストレムナント』の公式ガイドブック 。マーケットプレイスで安いのがでてたので、もう一回PC版をプレイするのに良いかなと思って購入。 
 レビューで「1000ページの超絶仕様」とは知ってたんですけど、実物を目にすると圧巻。ほぼ「ねんどろいどぷち」と同じ厚さ。なんだこれ。 

 あとマンガを何冊か。オススメされてた『今際の国のアリス』が品切れで買えなかったのだけが心残り。 

 そんな週末。

 

05/02 コミック1お疲れサマンサ

 コミ1&反省会より帰宅。腰痛がより激しくなった。あと、ペーパーの「Girls」は綴りが間違っていたことに気づき、壮絶に凹む。ただ、近くが「あとりえ雅」だったので、妙なことに巻き込んでスミマセン※と言えたのが幸い。あとはペーパーという名の紙っぺらを配るお仕事。

 ヨシムラは女性向けの悪いクセ「ジャンルを変えた際にサークル名とペンネームを変える」をおもいっきり実行されたので、会場での説明が難しかった。名前は「ヨシムラ」固定、サークル名には何処かしらに「ジルバを入れる」を実行して頂きたい。

 合体のスパイシーはこの体たらく。ちなみにコイツはジェイソンじゃなくて、映画『マッドマックス』に出てきたヒューマン・ガスというキャラ。豆知識な。

 それと、大井町のヤマダ電機の下にある喫茶店(裏のほう)にいる店員さんが「ビックリするくらいダークプリキュアそっくり」なのでダークさんファンは行くと宜しい。今なら眼帯もしてる。毎日いるのかどうかは知らないけど。落ち着いた良いお店なので、ダークさん目当てでなくても通りすがりにどうぞ。ちなみにダークさん風貌的には『スパ4』のジュリにも似てる。>http://sweet-cafe.info/index.html

※「『REX』また休載多い」的なツイートのあとに「チャリティー同人誌」批判を行ったので、連想から藤枝雅先生をdisったと勘違いしてキレるヤツが続出。どういうわけか、アタシが批判されるだけでなく、藤枝先生もdisられるという事態に発展したので、その謝罪を行った。ツイート連投してても、お互いに続いてない内容の場合が多いので、そのへん読み取って頂きたいとか思ったが、ログを読み返したらコレは連続したdisだと思われても仕方ねえやと思った。
 ただ一部の批判者が「悲しいとき〜。叩くために律義にウチの本を買ったり、有料ダウンロードマンガをダウンロードしてたりして、なんだかんだで叩く人が一番の上得意様になっている事実に気がついたとき〜。」状態になってたので、騒動に巻き込んだ人、金使わせてすまなかった。

 

04/30 コミック1頒布物情報/続報3

追記:ジルバボウイズ新刊間に合いませんでした。ゴメンヌ。サプライズで『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』本にしようかと思ってなんですが、描いてる段階で2話しかやってないのに無謀すぎた。ペーパーにして持っていきます。当日はヨシムラの新作を宜しく〜。↓ペーパー用ラフです↓

 

 先日もお伝えした通り、コミック1にてヨシムラの新ユニット「龍兄弟」の新刊を委託で販売します。「中吉リボン」とかいうペンネームですが ヨ シ ム ラ で す ジルバの新作コピー本『Last Flowers』は表紙近日公開……と言う感じなのでお待ちを。相変わらずギリギリまでいじってまうな。

 例によって絵柄をペンネームをドカンと変えてきたヨシムラですが、本文見本を見ると確かにヨシムラのマンガですね。頒布価格は28ページ/400円の予定です。

 

04/25 コミック1頒布物情報その1

 コミック1の頒布情報その1です。ヨシムラの新ユニット「龍兄弟」の新刊を委託で販売します。ジルバの新作はコピー本で近日公開……と言う感じなのでしばし待ちを。

 例によって絵柄をペンネームをドカンと変えてきたヨシムラですが、何処へ行こうとしているのでしょうか。↓は当日のポスターです。近日本文も紹介しますので、お楽しみにお待ちください。

 

03/02 ちょっと宣伝

 COMIC RUSH編集部・編僕らのナムコ80's トリビュートコミックに、わりと誰も覚えていない疑似3Dシューティング『バーニングフォース』の漫画を描きました。よかったら見てください〜。ぶっちゃけ、見本誌が届いてから気がついたんですが「ゲームやゲーセンの思い出レポマンガ」でもよかったことを知り、少し悔しい思いをした。ドリヤスさんの『ディグダグ』マンガとか超ヤバイので是非。

Amazon:僕らのナムコ80'sトリビュートコミック (CR COMICS DX) 

 

10/15 ヒラケンの話の作り方その3

 いきなりですが、「考えるのが嫌な人」というのが居るのは、人間の本能的な問題なのか、教育のせいなのか、社会のせいなのか、カナダのせい※なのか、……というと、大脳生理学的には人間の脳の持つ本能的な反応らしい。すなわち、人間の学名である「ホモ・サピエンス・サピエンス(賢明なる人の意※)」というのはあんまり正しくない学名でありますな。

 歴史的にも「自分たちで国のことを考えるのがイヤ。もちろん王様も同じ」であったが故に、そういう人たちに代わってお国のことを考える「議会制政治」というのが生まれたくらいであり、いわゆる"ゆとり"や"団塊"がモノを考えない世代……というのは適当ではないのです。もちろん、この世代が他の世代に比べて思考力が著しく低いのは社会心理学的にも有意な統計が取られているのだけれども、それは第2以降の要因である「教育」や「世相」が原因でしょう。

 さて、なんでこんな話になったかというと、マンガ家さんや編集さんと会う度に話題になる「最近の読者は"解釈"が必要になる物語やネタ、ギャグを極端に嫌う人が多い」というお話から。ただ、アタシ的にはそれはまったくの逆で、作家や編集が「読者に上手く、かつ心地よく"解釈"の快楽を与えられない」だけであり、元々「解釈が必要な物語・マンガ・映画」というのは、結論がきちんと出るかどうかはさておいて、「それを解釈するための道しるべ」のようなモノが用意されていて、結構親切に出来ているもんだということを忘れてはいないか? と思うのです。
 いろいろ物議を醸した『テレビ版:エヴァ』も、いまだに解釈が分かれる映画版『2001年宇宙の旅』※だって、理解できないように出来ているが「結局アレはなんだったのか?」と考えれば、それなりに答えに近いところにたどり着ける道標は用意されているわけですし。

 そうやって先人が「考えるのがイヤな人」という人間的本能の裏をついて「考えさせる」あるいは「考えた気分にさせる」テクニックを駆使しているのだから「解釈が必要になる難しい話はダメ……」なんてことは無いんじゃないかと。

 まあ、問題は「考えるのがイヤ」過ぎて「考えたフリ」をすることだけが上手くなり、あげくには自分で自分が「考えたフリをしてるだけの脳内情報コピペ状態」であるのが分からなくなちゃった人。こういう人に限ってBLOGとかで声が大きかったり同じような状態に陥ってる人を集めてページビューを集めちゃってたりするからタチが悪いんですが、それはまた別の話。
 もっとも、いろんな業界の人の話を聞くと、そういう人たちはやっぱりラウダー・マイノリティーであり、実効経済的影響力はあまりないのが現状なので、あんまり惑わされないようにしたいところ。

 エンリコ・フェルミだったかオッペンハイマーだったか、原典が出てこないのでアタシの思い違いかもしれないんですが「考えるのが嫌なら学べばいい」とは、全く正しい考えですな。学ぶのも嫌なら? 攻殻機動隊SACのセリフを思い出して「この世」を「学ぶ」に変えてみると良いんじゃないですか? その後のセリフは原作版を同じく改変してみました。曰く、

「この世が嫌なら、自分を変えてみろ。それが出来ないなら孤独に暮らせ。それもダメなら……(銃を相手の頭に)」

「バイバイ、テロリスト。そんなにこの世が嫌なら、あの世から出てくるな」

 ……もちろんこの言葉は、受け手だけじゃなくて送り手(作家・編集)も心に刻んでおくべき。送り手も学ばなきゃなにも伝わらない。まあ、当然のことですよね。

 というのを心に刻んでもの作りに励んだ人が過去にいなかったのか? というとそうでもなく、最近はネタ不足から来るリメイクに海外作品のリメイク、コミックのムリヤリな実写化に逃げるといったあんまり好ましくない方法で悪名高いハリウッドには、かなり早くから"考えるのが嫌な観客"を帰らせないための作劇論が存在しました。
 俗に「30分の法則」とか「1/3の法則」と呼ばれる法則なのですが、

・主人公のキャラクターとその巻き込まれる事件を描くフェイズ
・主人公がその事件を解決しなくてはならなくなる動機のフェイズ
・主人公奮闘のフェイズ

 ……という3要素をだいたい上映時間を3で割って振りわけ、余った時間に「衝撃のラスト!」だとか「どんでん返し」を入れるわけですね。映画『インデペンデンス・デイ』なんかはその分かりやすい典型で、約150分の映画なのですが、

・宇宙人が来た! なんだろう!(50分)
・攻撃してきた! やられる一方!(50分)
・ロズウェルで回収した宇宙船で状況打開、逆襲へ!(50分)

 みたいな時間配分になってます。ローランド・エメリッヒの映画は、歴史劇の『パトリオット』を除くと、結構この法則を忠実に守っていますね。他にも『デイ・アフター・トゥモロー』や『スター・ゲイト』なんかもこの時間配分で見てみると、綺麗に3フェイズが分かれているにもかかわらず、観客に分割を意識させない作りとなっており、なかなか勉強になります。『インデ〜』や『デイ・アフター〜』はブルーレイがかなり安くなってますので、ちょっと話作りに困ってるという方は、是非観てください。とくに映像特典。2回ぐらい連続で見ると飽きるのに、しばらく経つとまた見たくなる不思議なオーラもエメリッヒ映画の魅力ですが、何回か繰り返しで見ると、そのへんが学べてお得です。

 じゃあ、そういう配分を「ヒラケンはどうしてやがるのか?」というお話しは、次回、エメリッヒ作品の例をもうちょっと詳しく解説しつつ、オープンにしていきたいと思います。

※映画版『サウスパーク』のネタ。子供がグレたのはカナダのお笑い芸人が原因だと騒ぎ立てる「政治活動が趣味」のユダヤ人のお母さんが提唱する。なおそのパートはミュージカル仕立てになっており、なんでも「カナダのせい!」と高らかに謳う"プロ市民"を皮肉たっぷりにからかったこの曲はアカデミー賞主題歌賞にノミネートされた。

※なんでも「賢い」という意味の「サピエンス」を2回並べることで「賢明なる」という意味になるらしい。よく「ホモ・サピエンス」と表記されることがあるが、ネアンデルタール人だって「ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス」であり、かの猿人は人類と遺伝子が異なっている断たれた種であることが分かってるので、この表記は「現人類」を表すのには適当ではない。

※『2001年宇宙の旅』は、映画こそ超不思議ちゃん映画であるが、原作は至って分かりやすい、超越的存在の手による人類の進化と、その過程の物語である。なお、キューブリックも原作の内容を支持しているとのことなので、正解はクラークの原作本。

 

09/27 ヒラケンの話の作り方その2

 わー新連載配信から一ヶ月ですよ! アンケートとか無い世界なので、スゲエ不安感ですが、負けずに続けるよ! みたいな今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 そういえば、見本誌でいまだに『コミックハイ』が送られてくるんですよ。昔連載してた縁なので……ってことで、見本誌配布リスト更新の度に加えてくれるらしいんですが、 なら仕事くれ! ……とか言いそうになるも、頂いた見本紙を読んで『男爵校長』の面白さに嫉妬し、さらには「ああ、全体的にそろそろアグネスに怯えても良いレベルであり、そういうの描いてとか言われても、凶暴なキャラクターしか描けないので、お声はかからないし、アグネスに怯えなくて済むからイイや」と思った今日この頃でもあります。大失礼。

 

●創作された世界の「価値観と常識」の重要性

 何らかの創作物を作るときに非常に重要な要素になっているのが、創作された世界の「価値観と常識」の設定にあると思います。前回のテキストでも触れたのですが、同じハイファンタジーとして認知されている『指輪物語』と『ナルニア国物語』に関していえば、この「価値観と常識」の設定というかコンセプトの違いによって、評価が大きく分かれているように思います。前者はハイファンタジー&児童小説の最高峰として、後者は良くも悪くも児童小説の傑作……といった具合にです。

 評価の分かれ道はこれまた前回書いたとおり『指輪物語』には現実世界の人間と違う価値観が各種ごとに細かく設定されているにもかかわらず、『ナルニア国物語』の場合は、登場人物が作品が書かれた当時の欧米諸国の「価値観と常識」の範疇で行動しており、創作物としてのランクは一段階下がったモノ……という印象がぬぐえません。実際、映画版『ロード・オブ・ザ・リング』と『ナルニア国物語』の興行や評価を見ても、その影響が顕著に出ており、とくに映像になると、そういった違和感が分かりやすくなってしまうからかもしれません。やはり、コレは気が抜けない要素だな、ということが分かりますね。

 そういう意味では最近世界的には売り上げに元気がない"JRPG"も、映像が進歩したことによって顕著になったキャラクターの持つ「価値観と常識」の違和感が大きな要因になっていると考えることが出来ます。逆に「日本の学生」が持つ欧米との価値観の違いを前面に押し出した『ペルソナ4』などが高く評価されていることを考えると、日本っぽくない世界で「日本そのものの価値観」を出してしまう違和感に海外のユーザーはかなりシビアに反応しているようです。もちろん、ガラパゴス進化的に複雑化したにもかかわらず相変わらす交互に殴り合うだけの「ターンベース戦闘」などの古くさい(……けれども日本で売るためには必須の)要素が飽きられたことも大きいのですが、それはまた別の話としておいておくことにしましょう。

 そうした日本人であるが故に気づかない「価値観のズレ」を認識するきっかけとなった……にもかかわらず、結局生かされることの無かった例として、韓国産のRPG『マグナカルタ』とあるエピソードが挙げられます。よくある「復讐しようとするキャラクターを止めるイベント」なのですが、日本のシナリオライターなら「復讐には意味がない」とか「誰も望んでいない」等々の理由を付けるでしょう。しかし、件の『マグナカルタ』の場合は「その憎しみを生きる糧とするために復讐をやめろ」という形の説得をするのです。これは韓国の文化である"恨(ハン)"を持ち続けることが普通であり、相手を「許す」というのは犯した罪やその被害者に対する冒涜である……という儒教的文化が背景にあるわけですが、日本の場合も「水に流す」という習慣のせいで「復讐には意味がない。そんなこと誰も望んでいない」といったセリフを無意識に言わせてしまっていたわけです。

 もっとも、ある程度まで日本のシナリオが海外で受け入れられていた理由としては、キリスト教文化における「復讐するは我(神)にあり」という考え方が大きな要因となっていたようです。すなわち日本的「水に流す」的な意味での"復讐の否定"がキリスト教文化の人には聖書にある神の意思による復讐に任せる……とダブって見えていただけ、要するに良い意味で勘違いしてもらえていただけだったわけですね。

 そうした"自分たちの所属する文化圏に基づく"価値観や常識の設定が通じなくなった背景には、前出の映像技術の発達により、ユーザーに緻密な世界観構築に伴う物語の違和感への敏感さが培われたことと同時に、自由度の高い『グランド・セフト・オート3』以降の箱庭系ゲームといった、その世界の「価値観や常識をユーザーが自由に設定して遊べるゲーム」の登場が大きいのではないでしょうか? こうした「プレイスタイルとプレイヤーによる価値観・倫理の設定」が可能なゲームの登場によって、物語世界における価値観や常識の存在に、さらにユーザーが敏感になっていく土壌が出来たということです。
 まあ、日本では「お使いゲーム」と批判が多い同シリーズですが、本当に高い自由さが与えられているのはゲームの攻略そのものではなく、「なるべく一般人に迷惑をかけないorどんな手段を使ってでもミッションをこなす」といったプレイヤーに一任された倫理観の設定にあるんじゃないか……と、同シリーズのファンであるアタシとしては思っているんですが、どうですかね?

 ……とまあ、こんな感じにゲームばっかり引き合いに出していますが、物語の受け手が世界観とその世界観にあったキャラクターの価値観や常識に敏感になっているのは確かなので、話を考えるときは、この点だけは気をつけていかないとダメですよね……というお話しでした。

 なお、蛇足かつネタバレになりますが、XBOX360のヒット作『ギアーズ・オブ・ウォー2』のイベントで、お気に入りのイベントがあります。主人公マーカスの相棒・ドムことドミニク・サンチャゴの妻・マリアが敵に誘拐され、それを救出するシーンなのですが、主人公達がたどり着いた段階で妻マリアは敵による拷問・人体実験を受け、回復不可能な廃人になってしまっているのです。その直前に、主人公達のかつての仲間を救出したところ、再び捕まり拷問・人体実験を受けることを恐れて自殺してしまう……というシーンがあり、屈強な戦士でさえ精神を完全に破壊されてしまう行為を受けた妻をドムはこのまま生きた屍としておくことが出来ず、射殺してしまいます。若干アメリカンでドライな対応過ぎますが、カッコイイのはこのあとです。
 敵への復讐を誓うドムに対し、主人公のマーカスは復讐を止めようとはせずに「安全なルートも確保してあるが、一暴れしたいなら付き合うぜ?」と言うのです。ほとんどの人類が敵・ローカストに虐殺された神も仏も信じられない世界において、主人公は「復讐するは我にあり」だとか「そんなことは誰も望んでいない」といった綺麗事はもはや言う必要がないのですね。「そんなことは誰も望んでいない? そんなハズはない、ドミニク・サンチャゴが"それ"を望んでいる」のだから、と。……とまあ、これほど強烈に世界観やキャラクターの価値観、それに終末感を出すシナリオはそうありません。基本的にはマッチョが暴れるだけのゲームですが、こういう細かいスパイスは見習いたいところです。

 

09/22 ヒラケンの話の作り方

 氷川へきる師匠のブログ「Fellows!漫画合宿に行ってネームの作り方なんかの意見交換なんかをしてきた」というのがあり、なかなか面白かったので、アタシはそれに対抗して『平沢ケンゴの話の作り方』をオープンにしておこうかと思う。ネームはアタシに求めても無理。そもそも絵が上手くないので、そんなに面白い画面は作れないのであった。

 さて、アタシは物語を作る際に必要な要素として、日常と非日常・認知度の高さ&低さを元に話を作っています。例えば、

・舞台は日常の延長線なのか否か
 つまり、普通の世界で起こる物語なのか、特殊な世界(例えば別世界だったり未来だったり等々)をまず決める。基本的には「普通の世界」を選択することが多いです。

・最終的に史実にや実在の事件に収斂していく物語なのか否か
 いわば話の基本構造なのですが、最終的に「最終的に史実にや実在の事件に収斂していく物語」であれば"偽史"、そうでなく未来改編等の可能性が高い場合は"ifモノ"として世界を設定する必要があります。基本的に「過去・未来改編/世界革新型」の物語は破綻しやすいので、アタシはあんまり扱うことはないです。

・超常的なモノを有るモノとして扱うか否か
 すなわち、超自然的な現象を物語に組み込むか否かが次に決まります。例えばミステリーを考えたときに「超自然的な現象アリ」と設定してしまうと、トリックは何でもアリになってしまうので、いわゆる「本格推理」というジャンル選択はなくなります。ですが、タイタス・クロウの事件簿 AAのように、作中の一般的認知度として「超自然的な現象などない」という設定になっている場合は、謎解きに怪魔・超能力の類が出て来ても物語として成立するうえ、そこに面白さを見いだすことも可能ですから、その要素を次に考えます。

・超常的なモノの認知度はどうか?
 上記のように、その世界の一般人にとって「超自然的な現象」は常識なのか、非常識なのかを決定します。「常識」という選択肢の代表的な例としては『とある魔術の禁書目録』、あくまでも一般人には非常識というのであれば、人気作『ハリーポッター』シリーズなんかがあるわけです。今回の新作『大江戸暴力温泉』では、民間伝承や都市伝説程度の認知度として「超自然的な現象」が一般人に知られている(もちろん真相は知るところではない)というニュートラルな設定で話を構築しています。

・その世界の「常識」は我々の常識と同じか否か
 超常的要素の認知度を決定したところで重要になるのが、常識の尺度の問題です。『指輪物語』のように言語から風習、種族による正義の定義までが現実世界と異なる世界なのか、あるいは『ナルニア国物語』のように異世界なのにアングロサクソン文化と変わらない価値観を住民が持っているのか……という点を決定します。ココはわりと重要なので、あとで別テキストにて詳しく書きたいと思いますが、今回の新作では比較的一般と異なるながらも、比較的理解しやすい「手段としての暴力」という価値観・常識を持った主人公を設定してあります。

・その世界に変な生き物はアリかナシか?
 いわば『ぱにぽに』メソウサや宇宙人、猫神様のような存在を認めるのか否か、といった要素も最初に決定しておきます。アリの場合はそれは主人公や主人公のいる環境にのみ与えられた特権なのか、普遍的に変な生き物がいる世界なのかを決めておかないと、ネタ作りの規制範囲が分からなくなって混乱しやすい(新人の四コマなんかにありがちな混乱です)ので、この点は最初に決定する必要を感じています。塚本ミエイの『ぴるぴる!』の場合は変な生き物=主人公特権として設定してありますが、劇中で「絶対に登場しないが、他にもネコの人がいるらしい」というエピソードを挿入して、読者の想像する余地は残しておきました。

・ガジェット・登場人物はどこまで架空のモノか?
 コレは細部の話ですが、劇中で引用されるテキストが押井守の映画のように聖書の引用だったりするのか、あるいは全く架空のモノの引用という形を取るのかも、最初のほうに決めておく必要があると思っています。もちろん登場人物にしてもしかりで、歴史上の人物だったり、その子孫、あるいは架空の歴史上の人物を設定してその子孫ということにするのか等々、意外とリアリティーに響いてくる要素です。なお、アタシの個人的な考えとしては、作者が元々オープンに使われることを意図して創作した架空のガジェット、例えばラヴクラフトの『ネクロノミコン』のような存在は、一般的認知度等を考慮して「実在のガジェットと同等に扱う」べきだと思っています。

 ……だいたいこんなところまで決まったところで、物語のベースが決定します。もちろん、現在企画中の話のなかには「物語の要素」が先に決まってこうした世界のルールをあとから設定したものもありますが、基本的には"世界のルール作り"がアタシにとっては最優先事項です。「制限のなかにこそ創作の自由がある」といいますが、まずはその制限を自分で決めてしまうわけですね。自分のクビを絞めない程度に。そうでないと『バイオハザード』のように収拾が付かなくなってしまうので、このルール作りにはかなり気をつけてます。

 次は「世界の価値観・常識」についての話と、物語構成における「情報を出すタイミング」についてアタシのやり方を紹介していきたいと思います。出来たらほかの作家の皆さんの話の作り方&ルール設定の仕方……なんかを知りたいな、とか思いますけど、どうですかね? ここはひとつオープンソースにしてみませんか? ダメすか?