東京ジルバボウイズ/http://hwbb.gyao.ne.jp/jitterbugboys-nx8/

■最終更新日2010/08/31

●次回のサンクリは「ジルバガールズ」をよろしく

[info] [kigurumi] [Toy] [Tank] [Event] [works]

■2007夏コミ配布のFateオリジナルストーリーペーパーテキスト公開

作:平沢ケンゴ/画:塚本ミエイ(『Fate/stay night』より)
↑テキストへはこちらの画像から。次回更新停滞中。ホントゴメンナサイ

mail : jitterbugboys(a)nx8.highway.ne.jp

マイピク大募集中。『見る専』も歓迎!
http://www.pixiv.net/member.php?id=103533

Twitter本格的にはじめました
https://twitter.com/KengoHirasawa

■■イベント参加情報■■

サンシャインクリエイション ?

コミックマーケット79 ?

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告知:商業新作連載

新連載8/27より配信のお知らせ

 先日お伝えしたとおり、Bbmfマガジン『ケータイ★まんが王国』にて新連載をはじめます初回配信は8/27日。バナー広告だとレディース&エロマンガのイメージが強い同社ですが、今回の連載は一般向けストーリーマンガ

 タイトルは『大江戸暴力温泉』。タイトルからは全く想像できないですが、オカルト話アリの、ヤクザ任侠話アリの、陰謀話アリの、科学話アリの、下町ホームコメディアリの……と、アタシの趣味をドカンと叩き込んだ結構無茶なマンガです。

 隔週木曜日:各話16ページにて配信予定です。わりと長丁場になりそうなので、ドキドキですが速攻で終わったらそれはご愛敬

 第一話は8月27日より24ページの増ページにて配信予定です。2話目も担当編集者の勘違いで増量22ページパケットに優しくない配信ですね。ケータイサイトはBbmfマガジンのQRコードから飛ぶと良いらしいです。

 今回はいつもの塚本作画&アタシ原作じゃなくて、アタシ原作&共同作画なので、ちょっと今までとはかなり違う画面になってます。有料配信のマンガなので、「気軽に見てください!」とはいえないのがアレですが、宜しくお願いします〜。

●既刊情報●

09/02/08 サンクリ42発行『Beautiful Days』
手持ち在庫イベント販売分のみ

■■お散歩コース■■

●テキスト系の皆さん

BRAINSTORM
TECHSIDE
Lunarjade.com
HK-DMZ PLUS.COM
RuputerFan
Expensive Noise
エロチック街道
変人窟
Tentative Name.
CG定点観測
お米ちゃん
にゃ〜こ
ploject_lppm
chaos city
Sound Box
右脳関白
GUNP
Channel KOF

●オトモダチ(表面上含ム)

NationalMediaBoys
エーデルワイス
とまとは〜と
ユバシリカステン
われたま。
MILK BAR
ペンギン帝国 Web
ボマ!-Born to be Mild-
Atomic7

●キグルミ関係

造型工房SIGMA
着ぐるみが暮らす世界
きすみ!ぺーじ
SKA
着ぐるみきんぐだむ
おかpのどーんと行くページ
着ぐるみの見る夢(本鰤公式)
alternative-live

●模型関係

四谷仙波堂
喜屋ホビー
甲冑師はん。

●応援中&お世話になっております

このページは IE7.0・Sleipnir Ver.2.70 で
動作確認を行っています
リンク切った張ったは自由です。無断転載上等。
管理人:平沢ケンゴ


ヒラケン日記

08/31 雑記2題

造形工房SIGMA『トゥリス』

 ちょっと前、と言うかだいぶ前の話題ですが、造形工房SIGMAの大冒険、男子型量産マスク『トゥリス』が発表されました。

 思ったよりも否定的な意見が多いですね。「SIGMA終わったな」とか。いやいや、どう終わるのよ? 突然、美少女原理主義者に暗殺とかされるの? 「美少年など出しおって、コレは美少女の鉄槌だ!」みたいな。

「これは終わりじゃない、始まりだ」
〜カレド・アル=アサド『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』より〜

  なんかね、量産マスクの選択肢として「イケメンや美少年を演じてみたい」という項目が増えたのは良いことだと思うのですよ。男子にとって。

  否定意見の多くが勘違いしてる「コレは女性向け」ということなんか無くてですね、そもそも、女子が量産型の美少年着ぐるみに思い入れ出来るかというと、ドルフィーなんかと違ってカスタマイズの難しい大型造形であるわけだから、そういう系統の需要は少ないだろうし、SIGMAもそんなに見込んでないと思うのです。やる人はやるだろうけど、そういう人はもうTIOとかエナを少年に改造してると思う

 もう一度言う「これは終わりじゃない、始 ま り だ 」

 っていうか、コレぶっちゃけカヲル君だよな。

 

●模型のパーツ数

 の感覚が最近の超絶技巧系AFVモデルのせいでマヒしており、バンダイが送り出した刺客『RG1/144ガンダム』の部品点数208点が少なく見える。ネットでは、外装パーツの分割がキチ●イじみており、もはや苦行とかいう評判ですが、200点くらいなら仮組みしながらでも半日で終わるんじゃないか? とか思っちゃう。たぶん終わらないと思いますが、感覚的にもはやガンプラの200点がどのくらいの負担なのかが分かりません

 なにしろ戦車模型の場合、連結固定型履帯のみの組み立てでも200パーツ、連結可動型の場合、400〜600パーツにも及ぶ単純作業を要する、もはや趣味というより修行、イヤむしろ、なんらかのイニシエーションと言っていい作業が待っています。しかも要塗装&接着剤。手元にあるドラゴンモデルの『パンターF型スチールホイール仕様』の場合、記述されているパーツ数で650。もちろんクランプ予備履帯固定金具のチェーンといった細かいエッチングパーツ含みません。ナニコレ。
 もちろんAFVクラブの『ストライカー装甲車』のようにタイヤ型の車両でも部品点数が500点を超える場合もありますが、それはまた別の話。

 今のところ部品点数が一番少ない模型ってエアクラフト? とか思い調べてみたんですが、簡易インジェクションを除いた1/48インジェクションキット(WW2レシプロ機)でだいたい200点くらいはあるので、やぱりガンプラは凝った作りのキットでも親切に出来ているのですね。

 『RG1/144ガンダム』はアキバ等ではまだまだ売り切れ続出みたいですが、出回りが良くなって情報が揃った頃に組んでみたいな〜、とか思いました。

 

08/29 オススメマンガ2題

●『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』ジャンプコミックス

 ようやく1・2巻が揃って購入できたので、何度目かの読了。

 物語は、怪談話を巧みに使って、学校や周辺で起きた事件の真実を炙り出す「四ッ谷先輩」が活躍するある種の探偵モノ。この手のマンガにしては面白いと思ったのが、事件解決に超自然的な力が一切関わってこないこと。すべて四ッ谷先輩の語る怪談話と、綿密にセッティングされた状況によって犯人を追いつめる心理戦のみを描いた極上のミステリーコミックです。と書くと、京極夏彦の『京極堂シリーズ』が思い浮かびますが、小説よりも映画版のちょっとエキセントリックな京極堂が近い感じ。とくに実相寺監督の『姑獲鳥の夏』に近いかも。もしくは京極堂をモチーフにしたと思われる大塚英志の『木島日記』からオカルト要素取っ払った……みたいな? あんまり無いタイプのマンガなので、興味を持たれたら是非手にとって頂きたい。

 残念ながらジャンプの連載は打ち切り(……というよりネタ切れによる自主撤退か? あまり後ろのほうに載っていたマンガではなかったので)になっており、9月発売予定の第3巻で終わりとのことですが、第2巻で登場したスクールカウンセラーとの心理戦など、もっと突っ込んで描いて欲しかった気がする傑作です。

 若干、絵が気持ち悪い系統に属するマンガなので、少年ジャンプではなく、ヤングエースあたりの青年誌に載っていたら違う評価が……と思わずにいられません。

 画面の使い方や、セリフ回しなども良い意味で最近のジャンプっぽくないマンガですので、表紙を見て「あ、この絵ダメだオレ」とでもならない限り一読をお勧めします。第2巻好評&3巻が9月3日発売予定につき、1巻にも増刷がかかったようなので、今なら比較的楽に揃えられると思います。Amazonではプレミア付いちゃってますが、大きめの書店なら1・2巻とも潤沢に扱ってると思いますよ。

 ジャンプコミックは連載が終わった作品が速攻で書店から姿を消す傾向があるので(『アイシールド21』とか)、まだ増刷がかかってる今のうちに買っておくべきです。

 マジオススメの一作。
■※プレミア付き注意※詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 1 (ジャンプコミックス)

■※在庫有り※詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 2 (ジャンプコミックス)

●『フラジール〜さよなら月の廃墟〜』電撃コミックス

 ちょっと古めの作品ですが、先日ようやく手に入ったので紹介。バンダイナムコのwii専用ゲーム『フラジール〜さよなら月の廃墟〜』のコミカライズなんですが、このての作品にしては珍しく「ゲーム後日談」を描いた良作。
 雰囲気の切なさや、ゲームのラストで示唆されていた悲劇的なラストが明示されてしまうので、ゲーム版のラストに希望を持っていた人にはあまりオススメできないんですが、とにかくスミノヒルネさんの柔らかいタッチで描かれる、廃墟での二人は悲劇的なラストに向かっていることを忘れさせるほど「人といる幸せ」に満ちていて、読み手をぬくもりで包んでくれます。
 とはいえ、ゲームのイラストとかなり雰囲気が異なる絵のタッチなので、コミカライズというよりはファンによる二次創作的な感じもしてしまうのが残念ですが、それ故にちょっと悲しく寂しいラストが受け入れやすくなっているのかな? と思わせる不思議な作品です。

 いちおう原作ゲーム未プレイの方は、そのまま読んでもなんとなく物語が分かりますし、それでもダメならwikiとかでキャラクター情報を集めるだけでバッチリ楽しめる構成になってるのは、ベテラン女性向け同人作家さんならではかと。

 こちらもマジオススメの一冊。
■フラジール 〜さよなら月の廃墟〜電撃コミックス


 

08/28 ちょっとしたレポ

『Green Strawberry』に3体目の着ぐるみ登場!

 しかも先の2体と違って、会社で作ったんじゃない某氏による自腹の。

 で、本日夕刻よりその3体目こと「柳田沙雪」嬢によるチラシ配布が行われるとのことで、早速観に行ってきました。なんでこの子なの? 攻略キャラですらないし。なお、登場は16時45分〜17時15分というレアキャラ。まあ、真夏にタートルネックのセーターとドテラのキャラなので、そんなもんなのかしら? 本人はあくまで昼から一日中やる気だったようですが、チョイ出演に不満そうでした。

 ……というわけで、他に撮った人は2〜3人しかいないと思われる写真をどうぞ。

夕刻のアキバなので、周囲が個別の11人だらけですが、それはそれ。

 

08/25 またまた雑記

●夏場に一番キツイ着ぐるみは何か?

 なんか、アキバのイベントスペースに「つくばエクスプレスの着ぐるみがいたよ」という話題で思い出したが、かつて「毛ぐるみとウルトラマンどっちが夏場キツイですか?」と聞いたら、毛ぐるみの人はウルトラの経験が無く、ウルトラの人は毛ぐるみの経験がないので謎のままであった。

 確かにウルトラはアクション畑の人が入るブツであり、毛ぐるみはメルヘン畑の人が入るブツであろうから、畑が違う。喩えるならば、フォン・フェイフォンとフリードリヒ・ニーチェどっちがスゴイですか? と聞くようなモノであろう。かたや武術の果てに人間の生きる姿を追い求め、山へと消えた哲人であるが架空の人物であり、かたやキリスト教に代わる近代の新秩序を考えあぐねて発狂した哲人……と、ウソのような人物でありながらも実在する。最終的に似たような末路を辿ったが根底から全然違う面白人間であり、微妙に比べようがない

 どちらの経験もないアタシからすると、体感温度は「気が狂いそうに暑い」で一緒であるが、汗を全く吸わない素材であるウルトラのほうが体感的な不快度は上、汗を吸いまくって匂いなどの問題がある毛ぐるみのほうが精神的不快度は上であり、結局どちらもキツイのではないかと思った。

 なお、実際問題キツイのは、そのどちらでもなく、メルヘンショーのクセに立ち回りがある上、最後にダンスシーンまであったあげく、子供達の大行列でショー開始から約45分〜1時間は着たままになる『プリキュア』系統であるとする意見もあるが、要するに夏に着ぐるみはどうであれキツイということであろう。しかも一番の需要がこの時期であるという不幸が重なった話であり、コミケやワンフェスで着て遊んでるコスプレ着ぐるみは勝手に脱げる分、気ままであるなと思った。
 
 ちなみにそのどれでもない大型ブツ(ミスタードリラーみたいなヤツ)の装演で、ヘルプの人が道に迷ったせいで1時間ほど脱げず、病院送りになったという事故を聞いたが、あくまで事故であり、イレギュラーなのでカウント外とす

 着ぐるみ経験者で、ショー経験があったり無かったりする人はご意見を聞かせてくれると幸いである。ネタにしたいので。……とmixiで書いたらいくつか情報が。

・毛ぐるみは洗えるモノも多く、匂い等の不快感は少ない

・また、見た目はプクプク&モコモコだが、空洞が多いので苦しくない。

・ウルトラはウレタン&ネオプレンゴムという構造上、熱を蓄えてしまうのでキツイ

・旧ウルトラマン系統は裏側までネオプレンゴム製なので激しく蒸れる。

結論:単に着ていてキツイのはウルトラ系統。怪獣もかなりキツイが、平成ウルトラマンではない旧ウルトラマン系統は視界。呼吸も悪く本当にキツイウルトラの母経験者曰く、ほぼアクション無し&握手会無しの出演(10分ほどの出演)でブーツに汗が3センチくらい溜まるそうな。アクション&握手会のあるキャラクターはブーツに汗が収まりきらず、足下に汗だまりが出来ることも良くあるそう。怖いですね。

 

08/23 またまた雑記

 とある知人……といってもTwitterなんかで話題なったからバレバレか。まあ、その人が警察にネット中傷を訴えた話を聞いて思ったのだけど、軽い気持ちで何か大変なことをする心理は分からんでもないが、ことを起こす前に、相手が自分の人生にとって最悪の選択をする……という可能性を考慮しない人が多すぎる。
そんなときの指針として、何か行動を起こす前にその代償を「単純なコストで考えてみよう」という養老孟司先生の言葉が素晴らしい。曰く「100円ショップのカッターで人を傷つけ殺せるが、100円で傷の治療は出来ないし、生き返らせられない。だからダメ」と。

しかし、カッターで人を仕留めるには『マスターキートン』のウルフ元教官級のナイフ術が必要だと思ったが、まあ、一発ではなく『リバーズエッジ』のデブのお姉ちゃんのように複数回切りつければいいのだな、とも思った。……とまあ、言葉の本質をすぐ見失います。ゴメンナサイ養老先生。しかしながら、何かを元にして脱線を続け、脱線の果てに新しいモノを組み立ててしまうことが"創作"なのではないかと思う。(キリッ

話を元に戻すと、民事訴訟はさておき、今回はポリスメンが来てガチ逮捕&書類送検、もしくは「何日か拘置所でご飯食べてみる?」的なお誘い(強制)がある代償らしいけども、フリーの仕事ならともかく、一般的な会社員だったらこのレベルでも「サヨナラ日常、こんにちはハローワーク」だよね。

何か馬鹿げた行動を起こすときは、本気でコスト計算して「割りにあわねえな」と思ったらやめるという単純な理性が必要だと思った。昔から冗談半分に「ネットってなにげに銃社会だよな」とは言いますが、近頃はマジで銃社会だから代償は高く付く。肝に銘じておきたい。

 

……あお、そういえば、サンクリをはじめて『ジルバガールズ』で取ろうと計画中です。ジャンルはいちおう全員ハマッてるので『HOTD』かな? ご期待アレ。

 

08/17 冬コミ申し込み

●ジルバボウイズ→ジルバガールズに!

 先日のコミケレポでもちょっとだけ書いたんですが、夏コミ終了を持ってジルバボウイズとユバシリカステン、男性向け初参入のTrompel'œil(トロンプルイユ)が合併10月のサンクリ&冬コミには新サークル「ジルバガールズ」として参加します。マジです。

 まあ男女比率で女子が多くなるので、「ガールズ」という話なんですが、ちょっと今までにやったことのないスタイルで同人活動をしてみようという意気込みを込めたサークル名変更であります。いっそ全然違うサークル名にしろよ! という気もしますが、ジルバボウイズの延長線上で何が出来るか? という問いかけでもあるので、ご容赦を。

 今後はTrompel'œil発行の同人誌も男性向けに関してはここで告知しますので、お楽しみに。女性向け大手の底力を見せてくれるでしょう。

 あ、サイトはめんどくさいからこのままで行きます。

↑そんなこんなのサークルカット

 

08/15 夏コミその後

 コミケ行かれた方も、今行ってる方もお疲れ様。

 ジルバボウイズは昨日だったので、今日は寝てました。起きたら12時で、二度寝したら14時でした。ダメすぎる。

 昨日のカオスなジルバボウイズ。真希波とサンジの着ぐるみがプリキュアとマリみての本売ってました。なんだこれ? 真希波はジルバの新キャラであるヨシムラさん。スタイル抜群のクソオタです。冬あたりから合同で活動しようとかするのよそうとかなんか、話してますが、どうなることでしょうか? お楽しみに。冬はピンクのプラグスーツです。

 で、こちらは丁度昨日届いてたソビエト製コピーレンジファインダーカメラ「Zorki-1」。カメラだけど写真を撮るのが主な目的ではないので、結局コンディションが若干良くない格安品を入手した。いちおう各部の動作は異常なし。分解注油済みとのことで、シャッター幕も動作してるみたい。ライツのバルナック型ライカコピーだけど、シャッター音は金属音っぽくてあまりシャッターっぽくないのは事前の評判通り。なるほど。
 そもそもこのカメラ、本体に付いたステレオ式レンジファインダーでピントを合わせるという構造なんですが、今考えてる(……だけでどこかに企画を出してるわけでもない)『トウキョウ・コンフィデンシャル』というオリジナルマンガのガジェットとして使いたいと思ったので、実物を入手した次第。
 レンジファインダーの片方だけこの世ならざるものや隠された秘密がが写る……とかいう『ナナシノゲエム目』みたいな設定を思いついたのだけど、実物を手にするまでぼんやりしていたガジェットとしての(作中での)機能がハッキリしてきたので、近いウチにネームに起こしてどこかに持って行こう。うん。

 そんな感じの8月15日。終戦の日でもありますので、さっき黙祷した。

 

 

 

 ……ところで、昨日わりと普通に作っていった ら30分でなくなったジルバのコピー本の話。いつも気合い入れた部数作ると余るので、普通に作ったら全然足りなかった罠。要するにいつものジルバボウイズさん。もう、どうすれば良いんですかジルバさんは! ……というわけで、買えなかった人のために内容、というか、ちょっとしたサービスでネタばらし。買った人のために収録作は公開しませんが、ロゴだけでどんなネタだったか分かると思うので公開。


 

08/13 夏コミ告知その2

夏コミ新刊はコピー本です

 夏コミ新刊はかねてよりの告知通り、『ハートキャッチプリキュア』と『マリア様がみてる』のカップリング本です。なんでこの組み合わせなのかは見てのお楽しみ。

 それでは、予告通り『マリみて』サイドのイラストを

 

08/10 夏コミ告知その1

夏コミ新刊はコピー本です

 しかも『ハートキャッチプリキュア』の。また『マリみて』島なのに裏切りの夕焼け。……かというわけでもなく、マリみても準備中。そちらのイラストも近々。っていってもあと何日もないよ!

↑クリックで大きな画像へ

 

08/06 またもやダラダラ雑記+追記

『STATIC ARTS 駒鳥シエル』ってなにげに男の娘じゃね?

 女装少年アンソロジーとか意外とそっち方面に力を入れてるスクウェアエニックスですけども、9月末にでる『STATIC ARTS 駒鳥シエル』って全力で男の娘ですよね。コレで声が真綾様だからキャラとしては完璧なんですけど、問題は比較的製品管理に難のある『STATIC ARTS』シリーズなので、どこまでデコマスに近い製品が出てくるのかドキドキです。欲しいけど、コレは店頭で出来を確認しないとダメかな? もっとも、スクエニもメチャクチャ気合いを入れて品質管理を見直してるらしいので、プレイアーツシリーズみたいな残念なことにはならないと信じたい。

腕時計RUPU[ルプ]

 アマゾンのヤツが『RUPU』とかいう時計を買わないか? とメールが来て、普段ならシカトするところだが、一目惚れして買う。1050円だし。マジカワイイ。君も買え!

●最近のトレス絵糾弾

 ……が、新しい魔女狩りの様相を呈してきたのに嫌悪感

 先日も「パクリ」として新しい作家さんがやり玉に挙がってたんですが、その「パクリ疑惑」の証拠がショボくて「コレで糾弾してる奴ら、全員知能に問題有りっていうか、このレベルでパクリだったら、この世にパクリじゃない絵はない」ってな状態。アタシが知ってる限り3〜4人同じパターンでやられてるんですけども、証拠というのが

・商用版権フリー素材集からのコピペ→コピペ作家呼ばわり
・似た構図の絵ををPixivから拾ってきて構図パクリの証拠に
・色使いが同じ、という理由でパクリ認定

 ……という、およそ自分で絵を描くか、絵を描く人が周りにいたら間違い無く恥ずかしくて言い出せない証拠ばかり。Pixivから拾った画像なんか、キーワードで検索して似た構図の絵を拾ってきただけみたいで、実際の線とは全然違うし、上下左右を反転して"証拠"にしてるので、似てて当たり前だしあのPixivの登録点数から探したら、そりゃ似たような構図の絵は一枚くらいあるよ……という感じ。
  商用版権フリー素材集からのコピペで装飾されたイラストを"コピペ作家"呼ばわりしているケースでは、そもそも「版権フリーの商用OKな素材集」が"販売されている"ということすら知らない有様。色使いが同じなのは『sai』とかのアプリケーション特性もあるし、流行りの質感っていうのがあるんだから「変えろ」というのは無茶な話。とまあ、絵に関する知識ゼロの人間が糾弾しててお寒い限り。

 電撃系の失態が続いたので、「パッと盛り上がれる正義の祭」気分で晒してるんでしょうけど、バカ丸出し。『刑事貴族』風に言うなら「あ〜らら、お恥ずかしいったらありゃしない」状態です。 ただ「残念なバカのお祭り」として放っておけばいいんでしょうけど、メンタル的に傷つきやすい作家さんだったら筆を折ってもいいレベルの言いがかりで「祭」もクソもねえと思う。

 実際、魔女裁判みたいに馬鹿な権威のパフォーマンス&大衆の鬱憤晴らしで世界を浄化してるつもりになってるタチの悪い祭。たぶん参加したら死後さばきにあうので、気をつけて。

●「退屈」とはもはや意識的に用意するもの

 ……なのだという認識を、この『僕がiPadを返品した理由』というエントリを読んで再確認した。

 よくネットばかり見ている人を「退屈」なのだろうと捉えてしまいそうになるんだけど、たとえ2ちゃんねるの文句ばっかりの、つまらないスレッドを見てたとしても「本人的には可能な限り退屈じゃない状態」であって、ホントに退屈で無駄な時間じゃない。だって、そのスレッドに書いてある内容に少しでも納得したり反発したりする……という「共感」の確認が行われているわけで、「本人的には可能な限り退屈じゃない状態」であると同時に、果てしなく無駄に近い「有意義」なわけで。

 この傾向はTwitterが出て来たことでさらに強まった気がするので、一度「どうしたらホントに退屈な30分を作れるか?」とか考えてみる必要がありそう。それってホントはすごく贅沢なことだけど。

 ……とか思ったやってみましたが、結論から言うと、無理に「退屈」を作ってみても、その退屈を有意義な時間として捉えられず、何らかの「欠落」としてとらえ、不安感が増すところまで来てしまっていたので、結局寝床にiPhoneかPSPを持っていくことになった。非常にダメである。

 いわゆる「デジタルスレイブ(デジタルの奴隷)」という言葉があったりしますが、その状態が一番しっくり来るみたい。

 とはいえ、単に奴隷状態なのではなく、「何も無い時間にふと思いつくアイデア」の代わりに「何か観ながら思いつく、観てるモノと全然関係ないアイデア」というのがあるので、結局デジタルガジェットは手放せないんだな、と自覚したのでありました。

 

07/24 ぐる〜ming Stage速報版

 当初行けなくなりそうだったんですが、ツカモトさんがミラクルを起こしてくれたので、行って来た!

↑念願のジャンプ合わせ

↑今回の目玉、声優さんが入ってて喋る着ぐるみさん。実際目にして面白かったのは、声優さんの声で喋られると「そういうもんだ」という思考回路が働いて、珍しさが目減りすることか。

↑メニュー。極めて普通。値段もファミレスくらい。

↑いちおうテーブル担当の着ぐるみさん。高飛車キャラなので「注文が決まったら呼ぶのよ? いい?」とか言う。ひとつだけ残念だったのは、TIOタイプの着ぐるみは口の開きが小さいので、中の人は結構デカイ声を出しているにもかかわらず、声が籠もって聞き取りにくいこと。あんまり役者さんに優しくない設計

↑開場内部。冷房完備なんですが、意外と暑い

デカイ看板。これだけでも金かかってる。

 ……とまあ、こんな感じ。若干、撮影スペースが狭い&超時間占拠してしまう着ぐるみさんが居たので他の人が使えなかったりするという欠点はあったんですが、わりと和やかな雰囲気だったので、それでギスギスしたりはナシ
  あと、「声優さんが入ってて喋る」に続くもう一つの目玉「着ぐるみが歌い演奏するライブ」は、シンセとギターだけでリズムパートがないので、ちょっと物足りない感じ&着ぐるみのままの演奏はやっぱり難しいのか、ギターが走り気味でちょっと残念。あとマイク感度低くて、肝心の歌が聞こえないのはご愛敬

 なんかあんまり誉めてないですが、スタッフの情熱というか熱意はガンガン伝わって来るイベントだったので、なんかの間違いで第2回とか開催して頂きたいと思った。あと、いろんな人に挨拶しそびれたことにいま気づいた。ゴメンナサイ。

 

07/20 超久しぶり絵

●あのイラスト

↓……で、このあとどうなってしまうかというと……(クリックで大きな画像)↓

 

06/02 篠房六郎氏の『Angel Beats』ダメ出し

 がTwitterで展開していたのだけど、大変面白く読んだ。

 篠房氏が一番気にしていたのは、多くの視聴者も気になった「天使が敵ではないという価値観の逆転」に至る背景が弱すぎること、そもそも主人公が天使を敵視していなかったことなどから来る、物語的な違和感。もちろん篠房氏は作家だから、改善案として

・まず主人公と、なんとか戦線の接点を弱くする
・最初の段階では主人公はゆり達の主張を信じていない
・すなわち主人公は普通に学園生活を送っている
・この段階では「死んだ世界」というのを信じていない
・しかしある日、天使が人を消すのを見てしまう
・その後、「死んだ世界」を認知し、戦線に参加
・主人公も天使は完全に敵扱い
・そのうえでの価値観の逆転であれば、視聴者は納得しやすい

……といった案を用意していました。もちろん『AB』のファンの中には、現在のシナリオ展開でも納得できるという意見も。また、こうした改善案では「元ネタと思われる『ハルヒ』まんまになってしまう」と気に入らず、篠房氏を批判する声も大きかったうえ、Twitterの返信機能を使って篠房氏を問い詰めるファンも居る始末。

 もちろんアタシとしては、好きなアニメが非難されるのは良い心地がするモノではないことくらい理解できますが、みんなが納得できる展開を考える"土台"として機能しているということは、それだけ"惜しい"作品であると高評価を受けている意味もあるわけで、単純な篠房氏批判に走るのはファンとして恥ずかしい行為なのではないかと思うわけです。

 中でもとても腹が立ったのは「麻枝氏は1万円近い品物を10万本売る人であり、篠房氏は1000円前後のモノを1万5千程度しか売れない人なのだから批判は無視すればいい」という『AB』ファンの言いぐさ。もちろん篠房氏のコミックスが1万5千部というのは推測ですし、そもそもジャンルが違うのですからコレは大変失礼な言い分。しかも、部数が実数だとしても、逆に言えば「5年に一度10万本程度売る人と、年に何種類も1万5千売る人では、売上額のトータルで後者の勝ち」なのではないでしょうか? 全く幼稚な話です。

 さて、ではアタシはコレを読んでどんな改善案を思いついたかというと……

・閉鎖された学園ではなく、学園都市……とちょっと規模拡大
・主人公は普通に自宅から学校に通っている
・ただし両親が居ない、近所の人もほとんど居ない等の違和感のある都市
・しかも学校には「天使と闘っている」とかいう変なサークル
・そんなある日、天使が人を消すのを見てしまう主人公
・消されちゃうのは「ガルデモ」の 岩 沢 さ ん
・こともあろうに天使は美少女じゃなくて 巨 漢 の 黒 人 とか
・始まる天使との戦いの日々。天使は魔物的なモノだと思われている
・この段階では、全員「死んだ世界」に気づいていない
・しかし「死んだ世界」に居ることを天使に告げられる主人公達
・価値観の逆転。しかし、死を拒絶し、天使と闘うことを決意
・街はもう戦場。ひとり、またひとりと消えてゆく仲間達
・かつて天使を倒し、現実世界に生還した男の残した銃が登場
・銃 の 名 は 「A n g e l   B e a t s」
・タイトルは『Angel Beats!〜World at War』

 うわ〜、全然ヒットしなさそう。

 

02/09 ワンフェス雑記

 お世話になったディーラー「ミラージュオーシャン」の皆さん、最後までご一緒できずにスミマセン。

 というわけで、念願のアレンさん合わせに成功。ただし、アタシのほうが非常に残念な衣装クオリティー&体型なので、並べると辛い。ただ、並べてみて分かるのは、さすがに「女の子だとい思って作って下さい」と注文した弊社のアレンさんのほうがガーリーな感じ。一説にはアレンさんの原型になった「シエルタイプ原型」が使われたのはこれが最後で、これ以降はちょっと造形がシャープになった「シエルタイプ改」が使われており、その影響もある……とか。言われてみれば、ちょっと原型が違う気がする。

 その他着ぐるみさんで気になったのを何枚か。

↑『アイマスDS』から秋月涼くん。アホ毛&独特のウェーブヘアも再現。

↑『黒執事』より坊ちゃんとセバス。周囲の女子の反応が面白かった。

↑『けいおん!』より律メンバー。

↑イリヤ&アイリス親子。なんとなく幸せそうで、原作を知ってると涙。

↑着ぐるみならではのアプローチ『らきすたボーカロイド』。

ある意味着ぐるみの『デュラララ』よりセルティ・ストゥルルソン。カッコイイ。


 企業ブースはやっぱりグッスマが一番混んでた。ねんどろいどの新作が『ラブプラス』らしいというのは遠巻きに分かりましたが、混みすぎてて近づけず。『けいおん!』が全員展示されてたのは見た。どうやら紬メンバーで予約ラッシュが打ち止めになっていて心配されていた律メンバーはドラムセット付きになるみたい。

 企業ブースの端っこに撮影用のキューベルワーゲンが置いてあったので、ちょっとはしゃぐ。インターメカニカ社のレプリカとちがって、内装や計器も実車のまんま。シルエット的にはちょっと各部のエッジが尖っててベゴよりもタミヤに近い感じ? ホント良くできてますな。

 そんなワンフェス。あ、figma憂は無事入手できました。

※コスプレ・着ぐるみ写真は全て掲載許可を頂いております。筆談で。なんで筆談だったか……は分かるな?

 

10/15 ヒラケンの話の作り方その3

 いきなりですが、「考えるのが嫌な人」というのが居るのは、人間の本能的な問題なのか、教育のせいなのか、社会のせいなのか、カナダのせい※なのか、……というと、大脳生理学的には人間の脳の持つ本能的な反応らしい。すなわち、人間の学名である「ホモ・サピエンス・サピエンス(賢明なる人の意※)」というのはあんまり正しくない学名でありますな。

 歴史的にも「自分たちで国のことを考えるのがイヤ。もちろん王様も同じ」であったが故に、そういう人たちに代わってお国のことを考える「議会制政治」というのが生まれたくらいであり、いわゆる"ゆとり"や"団塊"がモノを考えない世代……というのは適当ではないのです。もちろん、この世代が他の世代に比べて思考力が著しく低いのは社会心理学的にも有意な統計が取られているのだけれども、それは第2以降の要因である「教育」や「世相」が原因でしょう。

 さて、なんでこんな話になったかというと、マンガ家さんや編集さんと会う度に話題になる「最近の読者は"解釈"が必要になる物語やネタ、ギャグを極端に嫌う人が多い」というお話から。ただ、アタシ的にはそれはまったくの逆で、作家や編集が「読者に上手く、かつ心地よく"解釈"の快楽を与えられない」だけであり、元々「解釈が必要な物語・マンガ・映画」というのは、結論がきちんと出るかどうかはさておいて、「それを解釈するための道しるべ」のようなモノが用意されていて、結構親切に出来ているもんだということを忘れてはいないか? と思うのです。
 いろいろ物議を醸した『テレビ版:エヴァ』も、いまだに解釈が分かれる映画版『2001年宇宙の旅』※だって、理解できないように出来ているが「結局アレはなんだったのか?」と考えれば、それなりに答えに近いところにたどり着ける道標は用意されているわけですし。

 そうやって先人が「考えるのがイヤな人」という人間的本能の裏をついて「考えさせる」あるいは「考えた気分にさせる」テクニックを駆使しているのだから「解釈が必要になる難しい話はダメ……」なんてことは無いんじゃないかと。

 まあ、問題は「考えるのがイヤ」過ぎて「考えたフリ」をすることだけが上手くなり、あげくには自分で自分が「考えたフリをしてるだけの脳内情報コピペ状態」であるのが分からなくなちゃった人。こういう人に限ってBLOGとかで声が大きかったり同じような状態に陥ってる人を集めてページビューを集めちゃってたりするからタチが悪いんですが、それはまた別の話。
 もっとも、いろんな業界の人の話を聞くと、そういう人たちはやっぱりラウダー・マイノリティーであり、実効経済的影響力はあまりないのが現状なので、あんまり惑わされないようにしたいところ。

 エンリコ・フェルミだったかオッペンハイマーだったか、原典が出てこないのでアタシの思い違いかもしれないんですが「考えるのが嫌なら学べばいい」とは、全く正しい考えですな。学ぶのも嫌なら? 攻殻機動隊SACのセリフを思い出して「この世」を「学ぶ」に変えてみると良いんじゃないですか? その後のセリフは原作版を同じく改変してみました。曰く、

「この世が嫌なら、自分を変えてみろ。それが出来ないなら孤独に暮らせ。それもダメなら……(銃を相手の頭に)」

「バイバイ、テロリスト。そんなにこの世が嫌なら、あの世から出てくるな」

 ……もちろんこの言葉は、受け手だけじゃなくて送り手(作家・編集)も心に刻んでおくべき。送り手も学ばなきゃなにも伝わらない。まあ、当然のことですよね。

 というのを心に刻んでもの作りに励んだ人が過去にいなかったのか? というとそうでもなく、最近はネタ不足から来るリメイクに海外作品のリメイク、コミックのムリヤリな実写化に逃げるといったあんまり好ましくない方法で悪名高いハリウッドには、かなり早くから"考えるのが嫌な観客"を帰らせないための作劇論が存在しました。
 俗に「30分の法則」とか「1/3の法則」と呼ばれる法則なのですが、

・主人公のキャラクターとその巻き込まれる事件を描くフェイズ
・主人公がその事件を解決しなくてはならなくなる動機のフェイズ
・主人公奮闘のフェイズ

 ……という3要素をだいたい上映時間を3で割って振りわけ、余った時間に「衝撃のラスト!」だとか「どんでん返し」を入れるわけですね。映画『インデペンデンス・デイ』なんかはその分かりやすい典型で、約150分の映画なのですが、

・宇宙人が来た! なんだろう!(50分)
・攻撃してきた! やられる一方!(50分)
・ロズウェルで回収した宇宙船で状況打開、逆襲へ!(50分)

 みたいな時間配分になってます。ローランド・エメリッヒの映画は、歴史劇の『パトリオット』を除くと、結構この法則を忠実に守っていますね。他にも『デイ・アフター・トゥモロー』や『スター・ゲイト』なんかもこの時間配分で見てみると、綺麗に3フェイズが分かれているにもかかわらず、観客に分割を意識させない作りとなっており、なかなか勉強になります。『インデ〜』や『デイ・アフター〜』はブルーレイがかなり安くなってますので、ちょっと話作りに困ってるという方は、是非観てください。とくに映像特典。2回ぐらい連続で見ると飽きるのに、しばらく経つとまた見たくなる不思議なオーラもエメリッヒ映画の魅力ですが、何回か繰り返しで見ると、そのへんが学べてお得です。

 じゃあ、そういう配分を「ヒラケンはどうしてやがるのか?」というお話しは、次回、エメリッヒ作品の例をもうちょっと詳しく解説しつつ、オープンにしていきたいと思います。

※映画版『サウスパーク』のネタ。子供がグレたのはカナダのお笑い芸人が原因だと騒ぎ立てる「政治活動が趣味」のユダヤ人のお母さんが提唱する。なおそのパートはミュージカル仕立てになっており、なんでも「カナダのせい!」と高らかに謳う"プロ市民"を皮肉たっぷりにからかったこの曲はアカデミー賞主題歌賞にノミネートされた。

※なんでも「賢い」という意味の「サピエンス」を2回並べることで「賢明なる」という意味になるらしい。よく「ホモ・サピエンス」と表記されることがあるが、ネアンデルタール人だって「ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス」であり、かの猿人は人類と遺伝子が異なっている断たれた種であることが分かってるので、この表記は「現人類」を表すのには適当ではない。

※『2001年宇宙の旅』は、映画こそ超不思議ちゃん映画であるが、原作は至って分かりやすい、超越的存在の手による人類の進化と、その過程の物語である。なお、キューブリックも原作の内容を支持しているとのことなので、正解はクラークの原作本。

 

09/27 ヒラケンの話の作り方その2

 わー新連載配信から一ヶ月ですよ! アンケートとか無い世界なので、スゲエ不安感ですが、負けずに続けるよ! みたいな今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 そういえば、見本誌でいまだに『コミックハイ』が送られてくるんですよ。昔連載してた縁なので……ってことで、見本誌配布リスト更新の度に加えてくれるらしいんですが、 なら仕事くれ! ……とか言いそうになるも、頂いた見本紙を読んで『男爵校長』の面白さに嫉妬し、さらには「ああ、全体的にそろそろアグネスに怯えても良いレベルであり、そういうの描いてとか言われても、凶暴なキャラクターしか描けないので、お声はかからないし、アグネスに怯えなくて済むからイイや」と思った今日この頃でもあります。大失礼。

 

●創作された世界の「価値観と常識」の重要性

 何らかの創作物を作るときに非常に重要な要素になっているのが、創作された世界の「価値観と常識」の設定にあると思います。前回のテキストでも触れたのですが、同じハイファンタジーとして認知されている『指輪物語』と『ナルニア国物語』に関していえば、この「価値観と常識」の設定というかコンセプトの違いによって、評価が大きく分かれているように思います。前者はハイファンタジー&児童小説の最高峰として、後者は良くも悪くも児童小説の傑作……といった具合にです。

 評価の分かれ道はこれまた前回書いたとおり『指輪物語』には現実世界の人間と違う価値観が各種ごとに細かく設定されているにもかかわらず、『ナルニア国物語』の場合は、登場人物が作品が書かれた当時の欧米諸国の「価値観と常識」の範疇で行動しており、創作物としてのランクは一段階下がったモノ……という印象がぬぐえません。実際、映画版『ロード・オブ・ザ・リング』と『ナルニア国物語』の興行や評価を見ても、その影響が顕著に出ており、とくに映像になると、そういった違和感が分かりやすくなってしまうからかもしれません。やはり、コレは気が抜けない要素だな、ということが分かりますね。

 そういう意味では最近世界的には売り上げに元気がない"JRPG"も、映像が進歩したことによって顕著になったキャラクターの持つ「価値観と常識」の違和感が大きな要因になっていると考えることが出来ます。逆に「日本の学生」が持つ欧米との価値観の違いを前面に押し出した『ペルソナ4』などが高く評価されていることを考えると、日本っぽくない世界で「日本そのものの価値観」を出してしまう違和感に海外のユーザーはかなりシビアに反応しているようです。もちろん、ガラパゴス進化的に複雑化したにもかかわらず相変わらす交互に殴り合うだけの「ターンベース戦闘」などの古くさい(……けれども日本で売るためには必須の)要素が飽きられたことも大きいのですが、それはまた別の話としておいておくことにしましょう。

 そうした日本人であるが故に気づかない「価値観のズレ」を認識するきっかけとなった……にもかかわらず、結局生かされることの無かった例として、韓国産のRPG『マグナカルタ』とあるエピソードが挙げられます。よくある「復讐しようとするキャラクターを止めるイベント」なのですが、日本のシナリオライターなら「復讐には意味がない」とか「誰も望んでいない」等々の理由を付けるでしょう。しかし、件の『マグナカルタ』の場合は「その憎しみを生きる糧とするために復讐をやめろ」という形の説得をするのです。これは韓国の文化である"恨(ハン)"を持ち続けることが普通であり、相手を「許す」というのは犯した罪やその被害者に対する冒涜である……という儒教的文化が背景にあるわけですが、日本の場合も「水に流す」という習慣のせいで「復讐には意味がない。そんなこと誰も望んでいない」といったセリフを無意識に言わせてしまっていたわけです。

 もっとも、ある程度まで日本のシナリオが海外で受け入れられていた理由としては、キリスト教文化における「復讐するは我(神)にあり」という考え方が大きな要因となっていたようです。すなわち日本的「水に流す」的な意味での"復讐の否定"がキリスト教文化の人には聖書にある神の意思による復讐に任せる……とダブって見えていただけ、要するに良い意味で勘違いしてもらえていただけだったわけですね。

 そうした"自分たちの所属する文化圏に基づく"価値観や常識の設定が通じなくなった背景には、前出の映像技術の発達により、ユーザーに緻密な世界観構築に伴う物語の違和感への敏感さが培われたことと同時に、自由度の高い『グランド・セフト・オート3』以降の箱庭系ゲームといった、その世界の「価値観や常識をユーザーが自由に設定して遊べるゲーム」の登場が大きいのではないでしょうか? こうした「プレイスタイルとプレイヤーによる価値観・倫理の設定」が可能なゲームの登場によって、物語世界における価値観や常識の存在に、さらにユーザーが敏感になっていく土壌が出来たということです。
 まあ、日本では「お使いゲーム」と批判が多い同シリーズですが、本当に高い自由さが与えられているのはゲームの攻略そのものではなく、「なるべく一般人に迷惑をかけないorどんな手段を使ってでもミッションをこなす」といったプレイヤーに一任された倫理観の設定にあるんじゃないか……と、同シリーズのファンであるアタシとしては思っているんですが、どうですかね?

 ……とまあ、こんな感じにゲームばっかり引き合いに出していますが、物語の受け手が世界観とその世界観にあったキャラクターの価値観や常識に敏感になっているのは確かなので、話を考えるときは、この点だけは気をつけていかないとダメですよね……というお話しでした。

 なお、蛇足かつネタバレになりますが、XBOX360のヒット作『ギアーズ・オブ・ウォー2』のイベントで、お気に入りのイベントがあります。主人公マーカスの相棒・ドムことドミニク・サンチャゴの妻・マリアが敵に誘拐され、それを救出するシーンなのですが、主人公達がたどり着いた段階で妻マリアは敵による拷問・人体実験を受け、回復不可能な廃人になってしまっているのです。その直前に、主人公達のかつての仲間を救出したところ、再び捕まり拷問・人体実験を受けることを恐れて自殺してしまう……というシーンがあり、屈強な戦士でさえ精神を完全に破壊されてしまう行為を受けた妻をドムはこのまま生きた屍としておくことが出来ず、射殺してしまいます。若干アメリカンでドライな対応過ぎますが、カッコイイのはこのあとです。
 敵への復讐を誓うドムに対し、主人公のマーカスは復讐を止めようとはせずに「安全なルートも確保してあるが、一暴れしたいなら付き合うぜ?」と言うのです。ほとんどの人類が敵・ローカストに虐殺された神も仏も信じられない世界において、主人公は「復讐するは我にあり」だとか「そんなことは誰も望んでいない」といった綺麗事はもはや言う必要がないのですね。「そんなことは誰も望んでいない? そんなハズはない、ドミニク・サンチャゴが"それ"を望んでいる」のだから、と。……とまあ、これほど強烈に世界観やキャラクターの価値観、それに終末感を出すシナリオはそうありません。基本的にはマッチョが暴れるだけのゲームですが、こういう細かいスパイスは見習いたいところです。

 

09/22 ヒラケンの話の作り方

 氷川へきる師匠のブログ「Fellows!漫画合宿に行ってネームの作り方なんかの意見交換なんかをしてきた」というのがあり、なかなか面白かったので、アタシはそれに対抗して『平沢ケンゴの話の作り方』をオープンにしておこうかと思う。ネームはアタシに求めても無理。そもそも絵が上手くないので、そんなに面白い画面は作れないのであった。

 さて、アタシは物語を作る際に必要な要素として、日常と非日常・認知度の高さ&低さを元に話を作っています。例えば、

・舞台は日常の延長線なのか否か
 つまり、普通の世界で起こる物語なのか、特殊な世界(例えば別世界だったり未来だったり等々)をまず決める。基本的には「普通の世界」を選択することが多いです。

・最終的に史実にや実在の事件に収斂していく物語なのか否か
 いわば話の基本構造なのですが、最終的に「最終的に史実にや実在の事件に収斂していく物語」であれば"偽史"、そうでなく未来改編等の可能性が高い場合は"ifモノ"として世界を設定する必要があります。基本的に「過去・未来改編/世界革新型」の物語は破綻しやすいので、アタシはあんまり扱うことはないです。

・超常的なモノを有るモノとして扱うか否か
 すなわち、超自然的な現象を物語に組み込むか否かが次に決まります。例えばミステリーを考えたときに「超自然的な現象アリ」と設定してしまうと、トリックは何でもアリになってしまうので、いわゆる「本格推理」というジャンル選択はなくなります。ですが、タイタス・クロウの事件簿 AAのように、作中の一般的認知度として「超自然的な現象などない」という設定になっている場合は、謎解きに怪魔・超能力の類が出て来ても物語として成立するうえ、そこに面白さを見いだすことも可能ですから、その要素を次に考えます。

・超常的なモノの認知度はどうか?
 上記のように、その世界の一般人にとって「超自然的な現象」は常識なのか、非常識なのかを決定します。「常識」という選択肢の代表的な例としては『とある魔術の禁書目録』、あくまでも一般人には非常識というのであれば、人気作『ハリーポッター』シリーズなんかがあるわけです。今回の新作『大江戸暴力温泉』では、民間伝承や都市伝説程度の認知度として「超自然的な現象」が一般人に知られている(もちろん真相は知るところではない)というニュートラルな設定で話を構築しています。

・その世界の「常識」は我々の常識と同じか否か
 超常的要素の認知度を決定したところで重要になるのが、常識の尺度の問題です。『指輪物語』のように言語から風習、種族による正義の定義までが現実世界と異なる世界なのか、あるいは『ナルニア国物語』のように異世界なのにアングロサクソン文化と変わらない価値観を住民が持っているのか……という点を決定します。ココはわりと重要なので、あとで別テキストにて詳しく書きたいと思いますが、今回の新作では比較的一般と異なるながらも、比較的理解しやすい「手段としての暴力」という価値観・常識を持った主人公を設定してあります。

・その世界に変な生き物はアリかナシか?
 いわば『ぱにぽに』メソウサや宇宙人、猫神様のような存在を認めるのか否か、といった要素も最初に決定しておきます。アリの場合はそれは主人公や主人公のいる環境にのみ与えられた特権なのか、普遍的に変な生き物がいる世界なのかを決めておかないと、ネタ作りの規制範囲が分からなくなって混乱しやすい(新人の四コマなんかにありがちな混乱です)ので、この点は最初に決定する必要を感じています。塚本ミエイの『ぴるぴる!』の場合は変な生き物=主人公特権として設定してありますが、劇中で「絶対に登場しないが、他にもネコの人がいるらしい」というエピソードを挿入して、読者の想像する余地は残しておきました。

・ガジェット・登場人物はどこまで架空のモノか?
 コレは細部の話ですが、劇中で引用されるテキストが押井守の映画のように聖書の引用だったりするのか、あるいは全く架空のモノの引用という形を取るのかも、最初のほうに決めておく必要があると思っています。もちろん登場人物にしてもしかりで、歴史上の人物だったり、その子孫、あるいは架空の歴史上の人物を設定してその子孫ということにするのか等々、意外とリアリティーに響いてくる要素です。なお、アタシの個人的な考えとしては、作者が元々オープンに使われることを意図して創作した架空のガジェット、例えばラヴクラフトの『ネクロノミコン』のような存在は、一般的認知度等を考慮して「実在のガジェットと同等に扱う」べきだと思っています。

 ……だいたいこんなところまで決まったところで、物語のベースが決定します。もちろん、現在企画中の話のなかには「物語の要素」が先に決まってこうした世界のルールをあとから設定したものもありますが、基本的には"世界のルール作り"がアタシにとっては最優先事項です。「制限のなかにこそ創作の自由がある」といいますが、まずはその制限を自分で決めてしまうわけですね。自分のクビを絞めない程度に。そうでないと『バイオハザード』のように収拾が付かなくなってしまうので、このルール作りにはかなり気をつけてます。

 次は「世界の価値観・常識」についての話と、物語構成における「情報を出すタイミング」についてアタシのやり方を紹介していきたいと思います。出来たらほかの作家の皆さんの話の作り方&ルール設定の仕方……なんかを知りたいな、とか思いますけど、どうですかね? ここはひとつオープンソースにしてみませんか? ダメすか?