<Q23> 礼服を購入したいと思いますが、めったに着ないし、一年中着れる素材っていうのは
ないのですか?ないです。と、いうとそれっきりなので.....一応、あります。
一年中着用出来る万能な素材というのはむずかしいのですが、
モヘアを混紡したバラシア織りが適当かと思います。
このバラシア織りは通気性があり、シワに強い特性があります。
日本には春夏秋冬という四季があって、普通の背広も最低2シーズン(夏物・秋冬もの)はみなさん、
揃えていると思いますが、礼服にも冬はドスキン、夏はモヘア(ヤギの毛)混紡、春秋は薄手のウール素材かバラシア織りが適していますので、余裕があればそれぞれの素材の礼服を揃えたいですね。
また、フォーマルな式典では皆が黒を着用していますので、立場上それなりの方にはTPOを守った
それなりの素材・風格のある礼服をお召しいただきたいなぁ、と思います。
<Q22> コートといえば、とくにカシミヤコートを着ている人(男女)で、左袖になにか
ラベルらしいものを付けている人を見かけますが、あれは何でしょうか?わたしも電車の中で見かけたことがあります。よ〜く観察した結果、そのラベルのほとんどは
『Cashmere」、「Pure Cashmere」「All Cashmere」とかのラベルでしたね。
これは、カシミヤ100%使用していますという、品質表示のラベルですので、やはりはずすべきもの。
ちょっと、こちらの方が気恥ずかしくなってしまいます。
「私はカシミヤコートを着ているのよ!」と、わざわざ品質の宣伝している訳ですから。
その品質ラベルの四隅は、軽く糸で留めてあるので、お客様に商品をお渡しする際に、店員さんがはずしてあげるべきものです。
ラベルの周りを糸でしっかり留めてあるのはブランドメーカーネームですから、構わないと思いますが。<Q21> 寒い冬の到来では暖かなコートはつきものですよね。トレンチコートというのを
持っていますが、いろいろな金具やベルトがついていますが、何か意味があるのでしょうか?
トレンチコートはたしかに色々なものがくっついていますね。
でも、飾りでついている訳ではなく、それぞれに機能性を持っていました。
トレンチコートというのは第1世界大戦中、イギリス陸軍が塹壕(ざんごう=トレンチ)戦用に開発した
コートなんです。
兵士は肩にライフルを担いでいるので両手が自由に使えるように工夫されています。
まず、ベルトについている丸い金具は手榴弾を下げておくため。
肩についている帯(エポーレット)には水筒などを吊り下げます。
右肩から胸にかけられている当て布はライフルの銃床をささえるため。
衿に隠れるようにくっついている三角状の布はチン・ウオーマーと言い、首から入ってくる寒風を防ぐためです。
また、袖口についている細いベルトはぎゅっと絞って降り注ぐ雨が入ってこないようにするためというように、すべて、実戦用に作られているのです。
また、ショートコートで有名になっていますが、ピーコートですが、海軍の艦上用に、寒風に対応できるようダブルになっています。逃げ場のない甲板上で、左右の風に対応するために、前合わせが左右どちらでも出来るように開発されたんです。
<Q20> シーズン・オフのスーツの手入れ方法はどうなんでしょうか?まず、クリーニングに出してください。
1度でも袖をとおした洋服は汗などの湿気を吸収しています。
あまり、着なかったからといってクリーニングに出さないと、虫食いやカビの原因になり、
来シーズンに後悔することになります。
クリーニングから戻ってきた洋服は肩に合ったハンガーに掛け変えます。
針金で出来た細いハンガーは使用してはいけません。
なるべく、肩に合った太めのハンガーを使用し、型くずれを防ぎます。
太いハンガーが無い時は、肩のところには適当な紙をくしゃくしゃに丸めて補強すると良いでしょう。
そして、カバーには和紙製の白いカバーが市販されていますので、それで保管します。
お持ち帰り用のビニールカバーは空気を遮断してしまい、湿気を逃がすことが出来ないので、虫食いの温床にもなります。
また、洋服箱は洋服を折り畳むことになるので、あまりお薦めはしません。
タンスのスペース上、どうしても箱にしまう場合はやはり肩まわりにまるめた紙をつめ、ふっくらとさせます。もちろん、防虫剤は忘れずに!
シーズンが来たら、陰干しを行い、防虫剤の匂いを取り、新鮮な空気を吸わせてください。<Q19> 普段のスーツの手入れ方法を教えてください。
シーズン・オンにおけるスーツの手入れはまず、帰宅したら毛ブラシでホコリを落とします。
そして、ポケットに入っている物をすべて出し、身軽にして、肩に合った太めのハンガーに掛けてます。
もし、汚れやシミなどがついた場合はすぐにクリーニングに出してください。
時間が経つほど、落ちにくくなります。
ただ、夏場などは、汗などでスラックスだけをクリーニングに出すことが多いかと思います。
頻繁に出さなければならない時は2回に1回は上着も一緒に出しましょう。
クリーニングに出すことにより、生地の艶が上着とスラックスで違ってきてしまうことがあるからです。
出来たら、シーズン中には1度だけのクリーニングで抑えたいものです。
あまり、出していると、純毛の持つ油が抜けてしまい、せっかくの艶がなくなりパサついた感触になってしまいます。
また、同じスーツを毎日、着用することは禁物です。
純毛はシワになっても元に戻ろうとする作用があります。
毎日、着てしまうとその復元作用が弱くなり、シワが取れにくくなってしまいます。
純毛はシワになりやすいですが取れやすく、ポリエステルなどの人工糸がはいっているスーツは
シワになりにくいですが、逆にとれにくい性質があります。
まさに一長一短ですね。
週休2日が定着している現在、5日間はスーツを着なければなりません。
理想とすれば、5着のスーツを着廻す。つまり1週間に一度の着用がいいですね。
もちろん、スーツを置くスペースとお金に余裕があれば、それ以上のスーツを持つのがベストです。<Q18> スラックスの折り目っていうのは、なんていうのかな?
ただのラインでいうのも変だよね。クリース(CREACE=折り目、しわ)と呼びます。
19世紀中頃までは、スラックスには折り目はなかったそうです。
ズボっと丸かったスラックスでしたが、1860年、イギリス皇太子が訪米した際に、初めて、
この折り目がつけられたそうな。
しかし、そのラインはフロントにではなく、両脇に平だたみ風につけられていたそうです。
つまり、ジーンズのような感じなのでしょうかね〜。
現在のように、前にラインがつくようになったのは1890年代、イギリス陸軍のエリート将校たちの
軍服から、はじまったようです。
今では、特別な場合を除いて、不可欠な存在になっています。
<Q17> フォーマルにおけるシャツの違いは?
フォーマルシャツを大別すると、5種に分類できます。
1. 夜の正礼装(燕尾服/ホワイトタイ)用
→胸はU字型の「いか胸」固くのり付けしたもの。衿はウイングカラー。袖はカフ・リンクスで
留めるシングルカフス。白無地のみ。
2. 夜の準礼装(タキシード/ブラックタイ)用
→胸はプリーツかフリル。衿はウイングカラーかレギュラーカラー。袖はダブルカフス。
3. 昼の正礼装(モーニング)用
→衿はウイングカラーかレギュラーカラー。袖はシングルカフス。
4. 昼の準礼装(ディレクターズスーツ)用
→袖はダブルカフス。他の仕様はモーニングに準ずる。
5. 略礼服(ブラックスーツ)用
→衿はレギュラーカラー。他の仕様はモーニングに準ずる。
*ディレクターズスーツはモーニングにつぐ準礼装。形は単的に表現すると、モーニングの
後ろの部分をカットしたスタイル。
黒の上着(シングルかダブル)、ベスト(シングルは必ず、着用。ダブルの場合は無くても可)、
ズボンは白・黒を基調とした縞柄(あるいは、シェパードチェック、千鳥格子も可)
<Q16> 白のタキシードは、どんな時に着るもの?
白のタキシードは盛夏用あるいはリゾート地用のタキシードです。
夏のパーティや海辺の別荘・ホテルなどがぴったりの雰囲気でしょうか。
けっして、「海の家」では合わないと思います。
素材も軽いものが使われます。
ほかにメス・ジャケット、スペンサージャケットも真夏リゾート用の礼服です。
アクセサリー類はいずれも、正式な黒のタキシードに準じますが、
リゾート地用ということで色・柄などは、明るめのものでも許されています。
<Q15> ワイシャツの衿やカフスが取り外せるようなものがあると聞きましたが、
何のため?デチャッタブル・カラー(取り外しができる衿)のことですね。
「発明は必要の母」とは、よく言ったもので、まさにおっかさんが考えました。
1820年、ニューヨーク州トロイに住む鍛冶屋のおっかさん、ハンナ・モンターニュ夫人が
ワイシャツの衿が、特に汚れやすいことに気がつきました。
おっかさんはその衿を切り取って洗濯をし、愛する旦那さんに毎日きれいな衿のシャツを着てもらうようにしたことが始まりといわれています。
まさに生活の知恵ですね。
現代では、海外旅行(出張)で、タキシードなどを連日着なければならないような時など、便利
かもしれません。
また、長い船旅ではフォーマルウエアを必ず、着る場面が出てきます。
たいがいはホテル(または船)のクリーニングサービスで、間に合うとは思いますが、スペアの衿&カフスを用意するだけで、1枚のシャツで事足り、持っていく荷物が少なくて済むという利点はあります。
<Q14>『イタリア・イギリス漫遊記』に、背広の発祥地・Savile Raw(サヴィル・ロウ)と
いう部分がありますが、どういうところなんでしょうか?『イタリア・イギリス漫遊記』をご愛読ありがとうございました。
Savile Raw(サヴィル・ロウ)はロンドンの西端にある街路名です。
一流のカスタムテーラーが軒を並べていることで有名で、背広の発祥地と言われています。
また、「背広(セビロ)」という言葉の語源であるといわれています。
「サヴィル・ロウ」--->「セビロ」と似ていますね。
ただ、「背広」の語源は他に『モーニング・コートの狭い背幅に対して、スーツは背が広いから」
とか、「市民服をさすシビル・クロージズ (civil cloths)から」とかの説もありますが、
Savile Raw(サヴィル・ロウ)説が、定説とされています。
<Q13>
喪服(ブラックスーツ)のダブルを買おうと思います。上着もダブルなら、ズボンの裾もお洒落してダブルにしても構わない?上着のダブルはかまいません。しかし、ズボンの裾はシングルにしておいた方が良いでしょう。
正礼装のモーニングやタキシードには裾口がダブルはありません。
よって、ブラックスーツもそれに準ずるべきです。
イギリスではターンアップ(turnup)、アメリカではカフ(cuff)と言い、シングルのことをカフレス(cuffless)と言います。
従来、シングルであった裾口にダブルが加わった理由には、いろいろな説があります。
たとえば、1893年、馬主でもあったイギリス下院議員のルイスハム子爵が、雨でぬかるんでいた
パドックで、裾がよごれないように折り返していた姿がスマートであったから.....
など、雨や泥にまつわるお話に原点があるようです。
いずれも、スポーティなスラックスから始まり、20世紀になってダブルが広まったようです。
ですから、フォーマルスーツではシングルが原則です。
<Q12>
スーツとワイシャツとネクタイのコーディネイトはどうしたらよいのでしょうか?
(小山市の杉村さんからのご質問)むずかしい質問ですね。
というのは、スーツには色、柄、濃淡などさまざまありますよね。
これはワイシャツ、ネクタイにもいえることです。
こういったスーツを持っているのだけれど、ワイシャツとネクタイは?という質問なら
答えやすいのですが.....。
コーディネイトで避けたいパターンをお話するのが早道なのかもしれません。
基本的に同じ柄で組み合わせない。---なくはない。チェックonチェックなど..。
たとえば、ストライプどうし、チェック柄どうしなどですね。
しつこくなりますから。
現在、ブルーやグレーのワイシャツなどのカラーシャツが、多く着られているようですが、ネクタイはワイシャツよりも濃いめをしたほうがきれいにまとまります。
たとえば、紺のスーツに、ブルーのシャツ、ネクタイは濃い紺地に白系のドットタイの組み合わせ。
明るいグレーのスーツに、ブルーシャツ、ネクタイはやはり紺地に白系のストライプなど。
また、トーンonトーンといって、同系色でまとめるのも流行しています。
グレーのスーツ、グレーのシャンブレーシャツ、黒に近いグレーのソリッドタイの組み合わせなど。
しかし、シャツにも普通衿、ボタンダウン、クレリック、ワイド、タブカラーなどのタイプ別があり、
ネクタイは衿の形にも左右されます。
ボタンダウンシャツにエルメスやフェラガモのプリントタイなどは絶対に合いませんよね。
それはボタンダウンはスポーティさを、クレリックはおしゃれな感覚、ワイドはクラッシックな雰囲気に映るからです。
ネクタイの結び方にもいえます。
普通衿に太い結び目になるダブルノットは合いません。ワイドのほうがマッチします。
そして、それはスーツ、シャツ、ネクタイだけのコーディデイトでは済まされなくなります。
茶系の靴を履けば、ベルト、時計のバンドも茶系にすべきですし、もちろん、バッグも茶系。
また、ビジネススーツにGショックやダイバーウオッチなどのアウトドア系の時計をしている人をよく見かけますが、これもコーディネイトされているとはいえません。
ようするに、トータルコーディネイトされていなければ、ひとつひとつが高級であっても、有名ブランドで固められていても、それは失敗作ということです。
また、あえていうなら、ブランドで固めらた人、トータルコーディネイトされているが、ごう慢で気取ってお高くとまった人よりも、清潔感があり、笑顔が素敵な人、しぐさが自然な人のほうが、より人間としてのコーディネイトが出来ている人だと思いますし、スーツ姿もかっこいいと感じます。
--->スーツもよれよれではいけません。クリーニングしましょうね。特にズボンのライン(クリースラインと言います)が、ないような人はダメです!また、着たきりスズメもいけません。ウールは生きています。最低、2日の休憩は与えてください。
ご質問からは、かけはなれた答えになってしまったようです。
お持ちのスーツを教えてください。すこしはまともなお答えができるかもしれません。
<Q11>
雑誌やshopなどで、ズボンのことをスラックス、トラウザーとかいろいろ言うけれど、
どれが本当なの?(和光市の渡辺さんからのご質問)どれも本当なんですね〜。
まず、ズボンですが、これはフランス語のjupon(ジュポン)という言葉からきています。
本来は、女性の下着「ペチコート」という意味です。
スラックス=slacksは、初めは「だぶだぶの袋」(軍隊の俗語)という意味でしたが
1930年代、セパレーツ型のゆるいスポーツ用ズボンに使われ、
その後、ズボン一般の総称となったようです。
一般に替えズボンという意味で使われています。
ただし、欧米ではこのslacksという言葉はほとんど、使われていません。
トラウザーズ=trousers--------イギリスで使われる言葉。
(一般にはスーツとして組み合わせる場合のスラックスをさします)
パンツ=pants------------------アメリカで使われる言葉。
(また、drawers<ドラワーズ、イギリスの商用語>にあたる「半ズボン風の下着」という意味もあります。
日本ではこの意味のパンツ=男性用の下着として、一般に使われているようです)
パンタロン=pantaloon---フランスでのスラックスの総称。
(日本では、裾の広がったスラックスをさします)
ですから、
フランスに出かけた時、男性がズボンを買おうとして
「ズボン!ズボン!」と連呼したら、女性の「ペチコート」を持ってこられて、
奇異な目で見られてしまうかも知れませんね!?
うふふふ....
わかりました?渡辺さん!!
<Q10>
ワイシャツって、英語なの?
辞書には載っていないし、海外でも通じないらしいって聞いたけど...ワイシャツという言葉は日本語です。
White Shirt(ホワイト シャツ)が訛ったものなのです。
英語ではDress Shirt(ドレスシャツ)と表現します。
ドレスシャツというと、フォーマルに着るシャツと思われがちですが
ネクタイをすることができるシャツ全般を差します。
また、関西では「カッターシャツ」とも呼ばれています。
これはカッター競技のユニフォームに起因するといわれています。
<Q9>
Q1.で、ポケットチーフなどを差したら良いと書いてあったけれど、
ポケットチーフの素材、T.P.O、形なんてのはどのようなもの?昼夜を問わず、正礼装には上質の白麻がベストです。
準・略礼装には麻、シルクや綿を用います。
もちろん、不祝儀の際には入れません。
色々な形がありますが、TVフィールドから下に下がるほど、
華やかな印象を持たれますので、出席する会の雰囲気に合わせて
選択すると、良いでしょう。
--ポケットチーフの形とたたみ方--
<Q10>
パーティ会場というのは何故、あんなに暑いんだろう!?
タキシードの上着を脱ぐ時、イスの背もたれではしわになるし、
クロークまで出向くのも面倒だし、
ボーイさんにでも預かってもらえばいいのかな?答えは×です。
上着の下は当然、ワイシャツ姿ですよね。
ワイシャツ=下着なのです。
ですから、上着を脱ぐのはマナー違反となります。
どうしてもという方は、そっと化粧室にでも逃げ込んで涼んでください。
映画でもありますが、タキシードなどの上着を脱いでる場面はホテルの部屋か、女性の奪い合いで
男同士がケンカをするときぐらいです。(笑)
<Q11>
タキシードのカマーバンドをする時、
ヒダみたいのがあるけれど、上・下があるの?
ヒダは上向きになるようにしてください。
本来はチップのためのコインやチケットなどをいれておく目的があります。
<Q12>
バンドとベルトの違いは分かったけれど、
『ジャケット』と『ブレザー』の違いって何?
なんとなくは、分かるような気がするんだけれど....そうですね。なんとなくは分かるような気がしますね〜。
えっ、答えになっていない!失礼しました。
「ジャケット」は上着の総称と考えてください。
広く考えれば、ジャンパーなども含まれるでしょう。
その「ジャケット」の中に、「ブレザー」が含まれます。
本来、「ブレザー」はフランネル製のスポーツ・ジャケットでした。
19世紀の中頃、イギリスのオックスフォード対ケンブリッジのボートレース競技の際、
ケンブリッジの選手が着用していたユニフォームが燃えるような赤だったことからと云われています。。
<blaze=炎、カッと燃えること。--->blazer=炎のように燃える人々>
現在ではフランネルだけでなく、他の素材まで使った
スポーツ・ジャケットを意味します。
<Q13>
今度、自分主催のパーティを開くのだけれど、タキシードを着たいんだ!
よく衿に、赤いカーネーションなどしているのを映画なんかで見るけれど.....
だけど、僕のタキシードには衿穴があいてないんだ。
どうやって皆、穴をあけているのかな?
はさみで切るのかな?ちょっと、待った!!!!
タキシードの衿というのは拝絹(はいけん)と呼ばれるシルクで被われているんですね。
傷をつけたら、ピリっとその傷が広がってしまう可能性があります。
左の衿の裏をゆっくりとめくってみてください。
花を挿す袋がついているはずです。
そこに挿すようになっているんですね〜。感心!感心!
ブートニエルと言います。
タキシードには赤のカーネーション、燕尾服には白のカーネーションを挿します。
でも、最近はわざと穴の空いているタキシードもあります。
まさに、ファッションは流行。時代の流れでしょうか。。。
<Q14>
スラックスをはく時、必ず、するのは......「ベルト」それとも「バンド」?
どっちの言い方が正しいの?
なにか違いはあるのかなぁ?違いはあるんですね〜。これが!
「バンド」というのは身体に直接つけるもの、肌着などを締め付けるものなんです。
たとえば、傷口の消毒・保護をする時に貼るのはバンド・エイド。
タキシード着用時に身につける腹巻き状のものはカマー・バンド。(ワイシャツは、下着扱いですから)
すると、ワイシャツの袖が長い時、腕で止めるのもアーム・バンド!
「ベルト」というのは衣服の上に出して用いるものを厳密には意味するんですね。
<Q15>
タキシードにはエナメルの靴らしいのだけれど、持ってないな〜。
普通の靴でいいかな?タキシードの靴はエナメルのオペラ・パンプスでないといけません。
エナメルは光る素材ですので、逆に昼用ではないともいえます。
オペラ・パンプスはリボンがついていたりして、気恥ずかしいという方には
テイルコート(燕尾服)用のパテントレザーシューズ(総エナメル)のヒモ靴がおすすめです。
なぜ、エナメルかって?
夜のパーティではいわゆる社交ダンスがおこなわれるのが普通。
女性はロングドレスに身にまとって、男性とダンスに興じるんですね。
女性のロングドレスの裾が、男性の靴の靴墨で汚れないように
靴墨を塗らないエナメルシューズを履くようになったとか...
必要性があったわけなんですね。
嘘のような、納得できる話。
本当かね!?
紀一郎く〜ん!!
<Q16>
友人の結婚式に招待されたのだけれど、新しくタキシードを購入して、カッコよく決めていきたい。
そうそう、披露宴は午後1時からだったな。ちょうど、ランチタイムを考えてくれたんだな〜。いい友だち!
タキシードは、夜の正礼装である「燕尾服」につぐ準礼装です。
昼と夜の礼装の境は原則的には午後6時前後を目安にします。
よって、タキシードは夜の準礼装(現代では正礼装扱い)ですから、原則的には着用は不可です。
しかし、日本の結婚式・披露宴では昼間でもタキシードを着ていますよね。
また、新郎や仲人の服装も夕方以降の披露宴にもかかわらず
昼の正礼装である「モーニング」を着用していることが多いのも事実です。
披露宴はお祭り的要素の強いものですし、まさに日本人のこだわりの無さが出ている気がしますネ。
お色直しなどは、よ〜く考えると礼装のT.P.Oなど、まったく当てはまらなくなりますよね。
2〜3時間で昼から夜のバラエティてんてこ盛りですからね。
(誰?洋服の披露宴だ!なんていう人は....)
そういえば、外国人が日本に来て、ホテルの結婚式を目の当たりにした時、
真っ黒な集団を異様な雰囲気と感じるそうです
黒の上下=不祝儀ととらえるのか、マフィアの集団かと、とらえるのでしょうか。
しかし、ネクタイを白や黒に変えるだけのとっても重宝な?略礼服(黒の上下)よりは、
「私は二人のために、タキシードで着飾ってきましたよ!」というほうが
『お祝いの気持ち』が通じるような気もします。
しかし、列席者はあくまで脇役です。新郎よりも目立ってはいけませんが...
ファンシーなタキシードは2次会でどうぞ!タキシードは基本的には午後6時以降と覚えておきましょう。
えつ、4時からの披露宴で7時に終わるときはどうしたら良いのかって?
おまかせします!!<補足>
もっとも、冬は日が暮れるのが早くなりますね。
ですから、冬は午後5時前後が境と考えたほうがよいでしょう。
それから、日本では黒の略礼服が準礼装として定着しているのも事実です。
(海外では葬儀用としては通用、慶事には着用しない)
まわりのバランスも考えて、立場上、それを着なければならないこともありますよね。
そんなときはライト・グレー色のシルバーべストを合わせましょう。
ドレッシーさをかもしだしてくれるはずです。
<Q1>
招待状に『ブラックタイ』と書いてあったけど
黒っぽいネクタイで出席してくれってことなのかな?
お祝いでブラックタイはないよな〜!大きな勘違いですね。
ブラックタイ=「タキシード」を着用して来てください、という意味です。
また、ホワイトタイは「燕尾服」をという指定です。(まず、普通の人にはこの指定は来ませんが)
では、『平服でおいでください』ということが書かれてありました。どうしましょうか?
自分の平服は普通のスーツだから、いつものスーツで行こうっと!
ちょ、ちょっと、待って下さいね。
それはごもっともなんですが、この場合の「平服」はダークスーツと思ってください。
落ち着いた濃紺や濃いグレーで出かけましょう。
あまり、明るい色は避けるべきですね。ホスト(主催者)ではないのですから、控えめに!
でも、お祝いの気持ちも含めて、
ちょっとしたおしゃれをして行きましょう!
大袈裟に考えなくてもよいのです。
ネクタイをいつもとは違う、すこしドレッシーなものにするとか、
ベストをライトグレー、クリーム色などの替えベストにするとか、
胸にポケット・チーフを差したりなどして、自分なりに演出してみてはどうでしょう。
きっと、自分の心も晴れやかな気持ちになり、楽しいひとときが過ごせると思います。